外観は城郭風、内装はアールデコ様式という愛知県蒲郡市の「蒲郡クラシックホテル」。三河湾を臨み百年の歴史と伝統を誇るこのホテルでは、文豪の愛したビーフカツレツや、新感覚の透明なカレーが楽しむことができる。
城郭風の外観にアールデコ調の内装“蒲郡クラシックホテル”
三河湾の穏やかな海に面している愛知県蒲郡市。
この記事の画像(15枚)竹島を臨む丘の上には、まるで城のような建物がある。1934年(昭和9年)建築の「蒲郡クラシックホテル」だ。
外観は城郭風だが…。
内装・調度品は伝統のアールデコ様式だ。
ひときわ目を引くのが、ドラマや映画でしか見たことのないクラシックなエレベーター。
支配人:
創業当時から、階数表示の針は動いております
メインダイニングでは三河湾が一望でき、本格的なフランス料理を楽しむことができる。
ランチには「透明カレー」というユニークなメニューがある。
パエリアのような仕上がりで、ライスにカレーの味がついている。
ソムリエ:
チキンブイヨンベースのソースなんですけども。なんで透明かと申しますと、普通のカレーですとルウをかけると具が見えなくなっちゃうんですけど、透明カレーですと、かけても鮮やかに見えるということで、料理長が発案したんです
食べてみると、ルウがあんかけのようにトロっとしていて、鶏のうま味が広がり、魚介のうま味自体も感じることができる。
そして名物の「ビーフカツレツ」。
ソムリエ:
今は蒲郡クラシックホテルという名前なんですけど、「蒲郡ホテル」でスタートしたときに、文豪の池波正太郎さんが泊まっていまして、すごくグルメな方なんですけど、小説の中で「ビーフカツレツを食べた」というシーンがあるんですね
肉はとてもやわらかく、ソースはマッシュルームがきいている別格のカツだ。
蒲郡クラシックホテルは、歴史ある建物だけではなく、絶品の食事も味わえるホテルだ。
(東海テレビ)