ガス料金値上げで飲食店から悲鳴

「イット!」が訪れたのは、都内の焼き鳥店「炭火焼鳥あきとり」。新たな値上げに店長が頭を悩ませていた。

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炭火焼鳥あきとり・栗原信之店長:
今、ガス料金が上がっちゃってそこは困ってますね。

大手都市ガス4社は28日、12月のガス料金を発表。各社の引き上げ幅は289円から379円となった。

この焼き鳥店の場合、10月のガス料金は4万3000円ほど。1年前と比べて1万円以上も上がっている。

食品も値上げラッシュ 店長「値上げをしないといけないかな」

さらに値上げをしているのはガスだけでない。

炭火焼鳥あきとり・栗原信之店長:
最近は鶏肉の値段も上がってしまいまして、もうそれもダブルパンチ。原価で1本10円ぐらいは(上がっている)1本につける肉の量が10円ぐらいは上がっちゃっていますね。

飲食店にとって頭の痛い物価高はさらに進んでいる。28日、発表された東京23区の10月の消費者物価指数は、2021年の同じ月と比べて3.4%上昇。40年ぶりの上げ幅となった。

エネルギーだけでなく、食品の多くも値上がりしている。

ハンバーガーは18.3%。持ち帰り用の寿司は10.9%上がっている。食用油も37.9%上がるなど、飲食店にとって死活問題となっている。

炭火焼鳥あきとり・栗原信之店長:
もう値上げもしないといけないかなというところまできています。
 

炭火焼鳥あきとりでは、原材料高騰後も1本130円に据え置いていたが、値上げの検討もし始めていた。

(「イット!」10月28日放送より)