朝晩は連日、1ケタの気温となるなど、すっかり「本格的な冬」が近づいてきた北海道。そんな冬の訪れに備え、早くも除雪グッズの売れ行きが好調だ。
平野部の市街地にも10月下旬に雪の便りが。
オホーツク海側の遠軽町生田原では、路面にうっすらと雪が積もり、早くも雪かきをする人の姿も見られた。
遠軽町民:
一気に冬が来ましたね。根雪にならないことを祈っています
札幌でも1日の最高気温が10℃に届かない日も増え、街では手袋やマフラーで寒さ対策をする人もいた。
埼玉から来た男性:
きのうも寒かったが、きょうはそれ以上に寒い。手がちょっとかじかむ
日ごとに寒さが増す中、2022年2月大雪に見舞われた札幌では、除雪グッズの売れ行きに変化が起きている。
"除雪グッズ"売れ行きは例年の10倍
鎌田 祐輔 記者:
こちらのホームセンターではすでに約70点もの除雪用品が並べられています
札幌市北区のホームセンターでは例年より約1カ月半前倒しで除雪グッズの販売を始めた。

ジョイフルエーケー 屯田店 小林 孝平さん:
去年みなさんが欲しくても買えなかったのは手押し雪かき機。手押し雪かき機具は強化し、在庫もたくさん持つようにした。重い雪で(スコップを)無理やり使うと折れてしまうので、柄だけの販売や先端部分の販売もしている
8月中旬ごろには大雪で除雪器具が壊れた人からの問いわせが相次ぎ、一部の商品の売れ行きは例年の約10倍だということ。
ジョイフルエーケー 屯田店 小林 孝平さん:
去年の反省をいかして状況に合わせて在庫を持つように心がけている

防寒グッズも進化
一方、さらに寒さが増す冬本番を前に気になるのが防寒グッズである。
ジョイフルエーケー 屯田店 小林 孝平さん:
ヒーター内臓のベストはよく売れている。夜間働く警備員や寒い過酷な環境で働く方が買っていた。見た目のデザイン性のほか、薄くなっているので一般の方も注目している

鎌田 祐輔 記者:
背中に電熱線が入っていて、じんわりと暖かさが伝わってきます。また薄いので上着を羽織ることも可能です

本格的な冬を迎える前に除雪・防寒グッズの準備を検討してみてはどうだろうか。
(uhb北海道文化放送)