東海地方では10月7日、寒気の影響で冷え込み、いずれも11月中旬並みの肌寒い1日となった。家電量販店や雑貨店では、寒さ対策グッズを店頭に取り揃える「冬支度」が本格的に始まっている。

電気料金値上げの影響で “節電機能”付きが人気

今シーズン一番の冷え込みとなった10月7日。最低気温は名古屋で14.5度など肌寒さを感じる1日となり、街には長袖を着た人が目立った。

日付が変わって午前1時には17度を超えていたが、その後はどんどん気温が低下し、日中もほとんど気温が上がらなかった。

10月7日 時間ごとの気温の変化
10月7日 時間ごとの気温の変化
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街の女性A:
だいぶ寒いですね。11月中旬くらいの感じですか。あったかい物をすぐ出しました

街の女性B:
私今日はセーター着て長袖着てジージャンです。いきなりです、こんなに寒いの。だから暖房を使いましたわ

急にやってきた肌寒さ…。家電量販店では早くも「冬支度モード」になっていた。

ジョーシン 一宮尾西店・店長:
ここからここまでが暖房器具コーナーになっております。9月末で完成しました

石油を使うストーブや、ファンヒーターに電気ストーブ。早くも暖房機器100点以上を取り揃えたコーナーが設けられていた。

ジョーシン 一宮尾西店・店長:
特に昨日(10月6日)から気温が下がっておりまして、お客さまからのお問い合わせが非常に多くなっております

10月に入って肌寒い日々が増え、暖房機器の滑り出しは月の初めから好調。特に2022年は電気料金値上げの影響で「節電機能」付きのものが人気を集めているという。

熱を吸収することで、体の内側から暖まるという遠赤外線タイプの電気ヒーターは、一般的なヒーターに比べて半分の電力でも十分暖かさを感じるとして、問い合わせが相次いでいる。

ジョーシン 一宮尾西店・店長:
電気代の値上げであったりが叫ばれていますので、お客さまの反応も多いです。省エネ性の高い商品を中心に在庫を増やしております

名古屋市中区の「ロフト名古屋」でも、店内の一角で「冬支度」が始まっていた。

ロフト名古屋・担当者:
「まるでこたつソックス」という商品です。素材が温熱素材ということももちろんなんですけど、ちょっと特殊な織り方をしておりまして、足首の「三陰交」というツボを温めるような構造になっております

特殊な素材が「まるでこたつの中」のような心地よいあたたかさを作り出すだけでなく、冷えのツボにも効く構造になっているという(「まるでこたつソックス」1個1980円)。

「エコファーアームカバー(1個1848円)」は、手首から肘までを覆い、服の隙間から入る風をブロックする。

今季は、こうした手首を温める商品が増えているという。

ロフト名古屋・担当者:
20度を下回るこの気温って皆さん忘れていらっしゃると思うので、あったかグッズを用意しておりますので、早い段階から準備していただければと思います

(東海テレビ)

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