元プロレスラーのアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が、1日午前7時40分、自宅で死去したことが分かった。79歳だった。死因は心不全とのこと。
「燃える闘魂」のキャッチフレーズで昭和、平成のプロレスブームをけん引。故・ジャイアント馬場さんとのタッグ「BI砲」で人気を博し、新日本プロレスを旗揚げ後も、数々の名勝負を繰り広げてきた。1976年に行われた、ボクシング・ヘビー級の世界チャンピオンだったモハメド・アリ氏との異種格闘技戦は、”伝説”として語り継がれている。
一方で、猪木さんは、国会にも進出し、世間を騒がせた。1989年にスポーツ平和党(当時)から出馬し、参院選に当選。2013年の参院選で日本維新の会から立候補して当選し、18年ぶりに国政へ復帰したが、19年に政界から退いた。
近年は、難病とされる「全身性アミノロイドーシス」を患い闘病中で、自宅療養を続けていたという。

