私がお伝えしたいのは「21世紀生まれをコロナが直撃」です。
21世紀の初めての年である2001年生まれの人を対象に文科省などが継続的に行っている調査で20歳時点の結果が公表されました。
コロナに関し学校生活の満足度に影響したとの回答は81.8%に上り心の状態や学校の友人関係についても影響がみられました。
ポイントはこちら。「コロナ時代の学校教育満足度をどう高める」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
文部科学省などが2001年生まれの人を対象に継続的に行っている「21世紀出生児縦断調査」の結果が公表されました。
今回の調査は20歳時点で実施されたものでおよそ2万4000人から回答を得ています。
20回目となる今回は初めて新型コロナによる影響についても調査が行われ「新型コロナが学校生活の満足度に影響した」と答えた割合は81.8%に上っています。
また「学校の友人関係はうまくいっている」と答えた割合は3年前の調査より6.1ポイント低下し「教師との関係はうまくいっている」という質問に対して肯定的に答えた割合も減少していて、文科省は「新型コロナの影響が出ている可能性はある」と分析しています。
さらに、「明るく楽しい気分で過ごした」「ぐっすり休め、気持ちよく目覚めた」という質問に対して肯定的に答えた人の割合も減少しています。
文部科学省は、今回の調査結果の分析を進め、教育施策に生かしたいとしています。
新型コロナの影響が長引く中、学生への影響にも配慮し、学校生活への満足度を高める取り組みが求められます。
(フジテレビ社会部 林英美)