鹿児島県のトカラ列島近海では6月21日から群発地震が続いています。
7月3日、震度6弱の地震が発生した鹿児島・十島村の悪石島で島外避難を希望する住民らが4日朝、村営のフェリーで鹿児島市に向け出発しました。
4日午前7時過ぎ、悪石島に到着した十島村の定期船。
島外避難を希望する住民らが、ヘルメットをかぶるなどして、船の到着を待っていました。
十島村役場によりますと、島内に住む76人全員の無事が確認されましたが、島外避難を希望した13人が4日朝、船に乗り込みました。
避難する島民:
どきどき感があって、いつまで地震があるのか、眠れないのもあったので。
避難する住民のうち5人が鹿児島市内の宿泊施設へ、8人が家族の家などに避難する予定で、船は4日午後6時半頃、鹿児島市の港に到着する予定です。
トカラ列島近海を震源とする一連の地震では、発生以来震度1以上の地震の回数が1100回を超えています。
気象台では当分の間、最大震度6弱程度の揺れに注意を呼びかけています。