新潟県民にとってお馴染みの「もも太郎アイス」。このアイスを製造するメーカーがSNSに投稿したPR動画が今、話題となっている。

甘酸っぱい青春ストーリー 総再生回数100万回超

長谷川珠子アナウンサー:
「桃」という名前が付きながら、甘いイチゴ風味の「もも太郎アイス」。このCMはSNSなどのみに投稿されたウェブ限定のもので、総再生回数は100万回を超えています

新潟県民おなじも「もも太郎アイス」
新潟県民おなじも「もも太郎アイス」
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年配の男女が繰り広げる甘酸っぱい青春の一コマを切り取った、もも太郎アイスのPR動画。タイトルは「放送事故すぎるアイス屋さんのCM」。どんな内容なのか?

セーラー服姿の女性が、アイスを片手に「ねぇ!まだ帰んないの?」と声をかける。

もも太郎アイスPR動画「放送事故すぎるアイス屋さんのCM」
もも太郎アイスPR動画「放送事故すぎるアイス屋さんのCM」

バットで素振りをする学ラン姿の男性は「先に帰れよ」と素っ気ないが…。

おもむろに近づき、「な…なに?」と動揺する女性をじっと見つめる男性。

すると、指で「ここ、ついてんぞ」と女性の口元にアイスがついていることを伝える。

女性は恥ずかしそうに頬を抑え「バカ…!!」と顔を背ける。

そして、「あの頃と変わらぬ青春」というキャッチコピーが出現。もも太郎アイスを2人寄り添って食べる…という内容だ。

動画を見た人からは「なんか全部見てしまった」「もも太郎というより浦島太郎」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。

フォロワー数は3カ月で20倍! プロ直伝のSNS戦略

もも太郎アイスを製造・販売する「セイヒョー」にこの動画制作の狙いを聞いた。

セイヒョー 経営企画室 阿部千晶 主任:
2022年からSNSの運用に力を入れていて、その中で「話題になる動画が必要不可欠」というアドバイスをもらって、こういった動画を制作しました

動画の演出から発信の仕方までをプロデュースしたのは、若い世代から人気の映像クリエイター・セカイ監督。

セイヒョー 経営企画室 阿部千晶 主任:
シュールさと正統派がうまい具合にミックスされた、すてきな動画になった

するとツイッターには、もも太郎アイスに関する投稿が殺到。

セイヒョー 経営企画室 阿部千晶 主任:
ツイッターのアカウントは6~7年前から存在していたが、全く力を入れてこなかった。若い方の反響が大きかったというのは、すごくいいことだと思っている

ツイッターのフォロワー数もわずか3カ月で20倍になり、県外からのオンライン注文も増えているという。

セイヒョー 経営企画室 阿部千晶 主任:
消費者と直接コミュニケーションが取れる、意見を聞くことができるツールということも実感したので、そういった意見を集めて今後の製品作りにも生かしていければ

SNS戦略に目覚めたセイヒョーの今後の発信にも期待だ。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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