お祭りムードに包まれる連休の大阪、ミナミ。「大阪・関西万博」の開幕まで7月18日で1000日前となった。

機運高めるイベントが各地で開催

万博へのムードを盛り上げようと開かれた様々なイベント。1000日前にちなんで、ミナミの繁華街”千日前”で傘を持って練り歩くパレードも行われた。

「笑顔は世界共通のコミュニケーション」ということで、傘には世界の紛争地などで撮影された子供たちの笑顔がプリントされている。

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MERRY PROJECT 水谷孝次 代表:
大阪は笑顔の町なので、もっと笑顔を広げて万博につなげようと。いろんな意味で街中が万博会場であって、もう始まってるよ、1000日からいよいよ万博始まるよって。笑顔のお祭りがずっと続いていくことを考えているので、どんどんバンバンやっていこうかなと思います。

イベントには飲食店も参加。熱々のお好み焼きやたこ焼きで、万博開催に「熱」を入れていく。

日本コナモン協会 熊谷真菜 会長:
(万博は)3年後ですね、まだ実感のない方も多いんですけど。いま世界の人が日本の食文化に注目してくれています。その中で大阪が誇る「粉もん文化」をたくさんの方に知っていただきたい。そういう思いでみなさん気合が入っている

会場のシンボル、パビリオンの準備も着々

55年ぶりに大阪での開催となる大阪・関西万博。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、続々とその内容が明らかになりつつある。

先週には、完成すれば世界最大級の木造建築物となる会場のシンボル「大屋根(おおやね)」の完成予想図が発表された。

さらに大阪府と市が出展するパビリオンでは、生まれ変わりを意味する「REBORN(リボーン)」をテーマに、「ミライの医療」を体験できる展示や大阪の食文化の発信、バーチャル環境とつなげたイベントスペースなどが計画されているという。

そして、18日にはパナソニックが新たなパビリオンを発表した。

シャボン玉が集まったように見える外観は、循環をイメージ。「内面世界の冒険」をテーマに複数の体験ゾーンが設けられ、子どもの自己肯定感が高まるような空間づくりを目指すということだ。

パナソニック 万博担当参与 小川理子さん:
キャッチコピーは、解き放て心と体と自分と世界。楽しくワクワクする体験を通じて未来への希望を抱いてほしいと思います。

万博で活躍期待の「空飛ぶクルマ」進捗は

1970年の大阪万博で大きな話題を呼んだのが、超音波により発生させた泡で身体を自動で洗ってくれるという「人間洗濯機」。人々が最先端の技術に心を躍らせたあの日から約50年…。

2025年の万博で注目される最新技術が「空飛ぶクルマ」だ。万博まで1000日となり、実際にテスト飛行するイベントが関西で初めて行われた。

高度30メートルまで上昇したあと、最高時速36キロで約5分間フライト。無事に着地すると拍手が巻き起こった。万博ではもちろん、今後新たな乗り物としての活用が期待される。

兵庫県 梶本修子 企画部長:
少し前までは夢物語だと思っていた方も多かったと思いますが、実際に飛んでるのを見ると、いよいよ空飛ぶクルマという次世代のモビリティ(乗り物)が、具体化することが近づいてきたんだなと実感する

「行ってみたい」街の人の期待度は?

兵庫から:
楽しそうだなと思って、始まったら行きたいかなって

愛知から:
大阪の太陽の…(1970年の万博)。小さい時であんま記憶ないけど、連れて行ってもらったことがあるから。やっぱりちょっといいなって思う

大阪から:
(開催場所は)吹田じゃないんですか?

(Q.それは万博公園で前回の万博では)

大阪から:
若い人は関心ないんじゃないですかね

東京から:
万博に参加したことがなくて。愛知でやっていた時も若かったので行けなかった。大人になってある程度自由がきくタイミングなので、ちょっと行ってみたいかなっていう気持ちです

(Q.どんな最新技術を見たいか)

福井から:
野菜を美味しくする技術とかほしいですね。野菜嫌いでどうしても食べられないので、なんとかしたいみたい。なのでその辺の技術、お願いします

埼玉から:
はっきりした目玉があれば、すごく記憶に残るんじゃないですかね、大阪万博も。大阪のキャラクターはあんまり可愛くないよね…。ぬいぐるみ買ってと孫に言われたらどうしよう

18日夜には万博公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まったことが発表された。大阪・関西万博への期待が高まっている。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年7月18日放送)

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