アメリカのインフレが止まらない。7月13日(水)アメリカ労働省が発表した6月の消費者物価指数は、前年同月に比べ伸び率が9.1%上昇。40年半ぶりの高い水準となった。
調査分析サービス会社のムーディーズ・アナリティックスによると、生活費は月493ドル(約6万8000円)余分にかかり、全米平均の家賃は1年前より25.5%上昇、1ベッドルームが平均1700ドル(約23万5000円)以上すると指摘されている。食料品も値上がりしているが、小麦、輸送費、そしてガソリン価格はわずかに下がっている。
しかし専門家は、ガソリン価格は再び上昇すると見ており、人々の生活に大きな影響をもたらしている。格安ガソリン調査会社のガスバディーは、早ければ8月に全米平均価格が4ドル50セント/ガロンになると予想している。

こうした事態を受けてFRB(連邦準備制度理事会)は、今後さらなる政策金利の利上げに踏み切ると見ている。
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