散歩中に“寝たフリ”をして帰宅を拒む柴犬の姿に多くの人が癒やされている。
飼い主さん(@07tarou09)が「寝たフリ!」とのコメントと共に投稿したのは、10歳の柴犬の男の子・たろうくんのある日の散歩での様子。
リードを引かれているのにもかかわらず、道端で伏せのような姿勢で進むことを拒否しているのだ。しかも、表情は舌をペロリと出したまま目をつぶっており、どこか穏やかな様子で寝ているようにも見える。

朝の散歩の帰り道にたろうくんが座り込み、そのまま伏せの状態に寝転んでしまったのだそう。「帰ろう?」と声をかけて、リードを少し引っ張ったところ、たろうくんは静かに目を閉じたのだという。飼い主さんの言葉を「聞こえませんでした」とごまかしたのだろうか。
たろうくんの寝たフリにはTwitterでも「可愛すぎますね!」「癒される顔」「おお!なかなかの高等技術だねぇ」といった声が寄せられ、12万4000のいいねが付く反響となっている(7月8日時点)。
魔法の言葉「おやつ」で説得
ただ「嫌だ!」と踏ん張って拒否するのではなく“寝たフリ”という巧妙な手段で拒否をしたたろうくん。なぜ帰りを拒否したのだろうか?そして、その後はどうしたのだろうか?
飼い主さんに話を聞いてみた。
ーーなぜ、帰りを拒否したの?
(撮影したときは)散歩をして30分でしょうか。たぶん疲れて!だと思います。
ーーこの様子を見てどう思った?
本当に寝たフリをしたように見えたから、笑ってしまいました。
ーーどれくらいの間、拒否していたの?
5分くらいでしょうか。チラチラと見ては、目をつむりの繰り返しでした。

ーー本当に寝ていたりはしなかった?
寝てはないですよ。(リードを)引っ張ったら静かに目を閉じましたから、寝たフリかどうかは分かりません! 笑笑。
ーーその後はどうしたの?
「帰っておやつをやるから」と説得しました。「おやつ」は魔法の言葉で…耳がピクッと動きます。重たい腰をあげましたよ、すぐに。

子どもの頃から“イヤイヤ”する子
ーーたろうくんはどのような子?
おっとりな性格で「ワンワン」など吠えたことはほぼありません。大人しい性格です。頑固ですが!

ーー散歩は好きなの?
散歩は基本好きですよ。うんちが出るまでは絶好調ですね 笑。あと、やはり同じコースでは面白くないみたいで…車で連れ出したら結構喜んで歩くんですよ。
ーー散歩中に拒否することはよくあるの?
子どもの頃からイヤイヤをものすごくする子で、年を取ってから頑固さが増して、(拒否を)マシマシでするようになりました。今は疲れた!が多いですが子供の頃はあっちに行きたいこっちに行きたいとイヤイヤしていました。

ーー寝たフリは初めて?
寝たフリは初めてです。イヤイヤの延長で首輪を外す技まで覚えました。考えるなぁと感心しています 笑笑。
ーー投稿が話題となっているが?
最近このような質問を受けたりする事が増えましたが…ただうちの子可愛いでしょ?って言いたくて、Twitterをしているだけですから嬉しいですよ。

子どもの頃から“イヤイヤ”と拒否する姿を見せていたという、頑固なところがあるたろうくん。寝たフリは今回が初めてとのことだが、リードを引っ張っても動かない無言の拒否は普段からよくしているようで、飼い主さんはその姿をTwitterでも投稿している。
これからも飼い主さんと攻防しながら、散歩を楽しんでほしい。
寝たフリ! pic.twitter.com/m7yaxYzvEX
— 黒柴たろう (@07tarou09) June 26, 2022