11月に卸売価格が上がる予定の生乳について、乳製品メーカーに話を聞いた。
卸売価格“かつてない幅”で上昇… 商品価格の値上げ避けられず
齋藤正昂アナウンサー:
円安などによる値上げの波は、牛乳にまで押し寄せてきました
塚田牛乳 塚田忠幸 社長:
今回の値上げは、かつてない幅で上がるので、影響について想定はできない
こう話すのは、創業120年以上続く塚田牛乳の塚田忠幸社長。

ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で、乳牛の飼料価格は2022年4月に比べ約3倍に。
新潟県内のメーカーに生乳を卸す北陸酪連は、飲料用・発酵用の生乳の卸売価格を11月から1kgあたり10円上げることをメーカーに要請している。

塚田牛乳 塚田忠幸 社長:
今までだと3円~4円が普通だったらしいが、今回は異常なくらい。それだけ生産者がきついということなのでしょうが

そんな中、塚田牛乳では…
塚田牛乳 塚田忠幸 社長:
室外機に遮熱の塗料を塗ることで、エアコンの送風口から出る温度を下げる

電気料金の節約に加え、牛乳の配送ルートの見直しや商品パッケージの統一化などで経費削減を図っている。
しかし、今回の大幅な値上げに対しては、その大半を「商品の価格に転嫁せざるを得ない」と言う。

塚田牛乳 塚田忠幸 社長:
上げると、その分 お客さんも離れる。それがどうかなとは思うが、うちも酪農家さんあってこそなので

塚田牛乳では今後、商品価格の値上げ幅について検討するということだ。
(NST新潟総合テレビ)