とあるお寺の池で撮影された写真。池の中央になにやら、白黒模様の生物が泳いでいます。コイに似ているようにも見えますが、顔の部分には長い“ヒゲ”が。この生き物の正体は…?

白が混ざったナマズ? ”パンダナマズ”が出現

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善宝寺 広報室係・髙橋祥輝さん:
(見た人からは)白黒で色が分かれているということで、パンダ柄のナマズということで“パンダナマズ”と…

通常ナマズといえば、黒っぽい色ですが、こちらは白と黒が混ざった珍しい色のナマズ、通称“パンダナマズ”です。

人面魚ブームの池に生息…「”令和の顔”として静かにご覧いただければ」

この“パンダナマズ”が生息しているのは、山形県鶴岡市の善宝寺「貝喰池(かいばみいけ)」。ここは、1990年に人間の顔のような模様があるコイ「人面魚」が一躍ブームとなった舞台でもあります。

当時は、関連グッズも続々登場し、人面魚を拝む人々の姿もありました。寺によると、当時は1日に1万人も観光客が訪れたといいます。
平成の顔として有名になったような人面魚は、令和になった今でも、5匹いるといいますが、2021年9月ごろ、新たに発見されたのがパンダナマズです。

しかし、なぜ、ナマズがこのような色になったのでしょうか。寺と同じ鶴岡市にある加茂水族館によると、色素が薄いため白く見える「白変種」の可能性があるといいます。

善宝寺 広報室係・髙橋祥輝さん:
今回のナマズに関しては、今度は“令和の顔”として、静かにご覧になっていただければうれしい

神秘的な池に現れた珍しいナマズ。穏やかに池を泳いでいます。

(めざまし8「#NewsTag」6月29日放送)