プロバスケットボールチーム「新潟アルビレックスBB」で長年活躍し、2021-22シーズン限りで17年間の現役生活に幕を下ろした佐藤公威(きみたけ)選手(38)と、プロサッカークラブ「アルビレックス新潟」営業部の野澤洋輔さん(42)が対談を行った。
バスケットボールとサッカー、新潟のスポーツ界を盛り上げた2人が、引退秘話や新潟への思いを語ってくれた。
(佐藤選手は6月末で引退しましたが、引退前の対談なので「選手」と表記いたします)

現役生活を終えた佐藤選手 今の心境は?

アルビレックス新潟・営業部 野澤洋輔さん(左) 新潟アルビレックスBB 佐藤公威選手(右)
アルビレックス新潟・営業部 野澤洋輔さん(左) 新潟アルビレックスBB 佐藤公威選手(右)
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アルビレックス新潟 営業部・野澤洋輔さん(以下 野澤さん):
改めて、現役生活お疲れ様でした

新潟アルビレックスBB・佐藤公威 選手(以下 佐藤選手):
ありがとうございました。お世話になりました

現役生活を終えた今の心境
現役生活を終えた今の心境

野澤さん:
今の心境は?

佐藤 選手:
正直に話をさせていただくと、ものすごく毎日が楽しい

野澤さん:
楽しいというのは、どういう意味で?

佐藤 選手:
背中がめちゃくちゃ軽くなって

「良い決断だった」 現役生活には未練なく引退

厳しいプロの世界で「日々プレッシャーと戦ってきた」と話す佐藤選手。今シーズン限りでの引退を表明したことについて話が及ぶと…

けがをきっかけに…
けがをきっかけに…

佐藤 選手:
今年38歳になって、前半戦は結構パフォーマンスがよかったが、後半戦になってからけがをしてしまって。そこから心と体のバランスが合わなくなってしまった

野澤さん:
やめようかなと思ったタイミングは?

佐藤 選手:
本格的に思ったのは、シーズン最終戦。長岡からの帰り道に「来年はやれないな」と

野澤さん:
最初は誰に話した?

佐藤 選手:
妻です

野澤さん:
誰かに宣言することで、自分を諦めさせる部分があったと思う?

佐藤 選手:
そうです。僕は好きなことをやってきて、家族はずっと我慢してきたので、これも一つ良い決断だったかなと

佐藤選手の引退会見
佐藤選手の引退会見

桶屋美圭アナウンサー:
引退会見を拝見していても、晴れやかな表情に見えて、すがすがしさがあった

佐藤 選手:
名残惜しすぎて涙が出ると思ったが真逆で、感謝の気持ちしかない。記者会見をクラブで開いてくれて、そこで自分の気持ちを言えたというのは非常にうれしかった

野澤さん:
僕と一緒。もちろん、もっとやれる自分もいる、やりたい自分もいるけど、そんなに現役生活に未練はなかった

現役時代の野澤さん
現役時代の野澤さん
佐藤選手
佐藤選手

闘志溢れるプレーと親しみやすい人柄で、多くの県民に愛された2人。

佐藤 選手:
昔は生意気だったので(笑)。その生意気さゆえに普通だったら怒られていたが、全部ひっくるめて大事にしてもらえた

野澤さん:
3年半くらい全試合フルタイムで出られるようになったが、その時はイケイケドンドンだよね(笑)

佐藤選手が野澤さんに会って思ったことは…
佐藤選手が野澤さんに会って思ったことは…

佐藤 選手:
子どもながらに野澤さんのイメージが強すぎて。ある日、ご飯を食べて帰ろうとしたら、たまたま野澤さんがワンちゃんを連れて来ていて。「野澤さんだ!こういうところ来るんだ」と。「やっぱりJリーガーかっこいいな」と思った。僕はまんまと、その野澤さんの姿に心揺さぶられて「サッカーには負けねえ」と思った

「どんどん攻めていく」 これから始まる佐藤選手の“新たな挑戦”

現役時代から野澤さんに憧れていたという佐藤選手。

佐藤 選手:
新潟アルビレックスBBというバスケットチームにすごく恩義を感じているので、たくさんの人に見てもらいたい。ニュース番組に野澤さんが出られているのを見て、こういう表現の仕方があるんだと

野澤さん:
自分も同じで、大事にしてもらったアルビレックスに恩返しをしたい、応援してくれたサポーターに恩返しをしたいというところで、引退後アルビレックスに残って営業に就いた。佐藤選手は引退して、今はどういう立ち位置?

佐藤 選手:
6月末でアルビレックスの選手という看板はなくなって、7月からは社会人1年目になる。自分の今まで感じてきたことや技術を小さい子どもたちに教えたい

これから始まる新たな挑戦…

佐藤 選手:
トレーニングと練習を今までやってきたから、ちょっとやそっとのことは頑張れると思った。なので、どんどん社会でも攻めていこうかなと

(NST新潟総合テレビ)