新潟市で開かれた高校生による撮影大会。スマートフォン世代がカメラにかける思いを取材した。
3年ぶりの撮影大会 “まちの魅力”再発見も
6月17日、新潟市で開かれたのは、写真部に所属する県内の高校生が腕を競う撮影大会。
この記事の画像(13枚)2020年・2021年と、新型コロナウイルスの影響で中止となり、3年ぶりの開催となったこの大会には、県内36の高校から合わせて491人の生徒がエントリーした。
生徒たちは新潟市内を歩いて回り、ロケーションを探す。
生徒:
小学生のときに来たときと、だいぶ変わっている。すごく雰囲気が明るくなった。地元の良さを再発見できる機会になって、すごく楽しい
また、小物を用意する生徒の狙いは…
生徒:
光が反射して、とてもきれいなので用意した
ビニール傘を利用して、芸術的な作品を狙う。
最初で最後の夏迎え…後輩との大切な思い出に
スマートフォンで手軽に撮影できる今、高校生たちが一眼レフを手にするワケとは?
生徒:
スマホで撮るのと、カメラでちゃんと撮るのでは全然違う。カメラのほうが思いが伝わると思う
生徒達のシャッターには思いが込められていた。また…
長岡高校 写真部 3年 笹原知優 部長:
話しながら撮影するというのは1人で撮影に行くのと違って、コミュニケーションもとれて、すごく楽しい
こう話すのは、2年間大会が中止となり、最初で最後の夏に臨む3年生。構図の作り方などを後輩に教えながら作品作りに没頭していた。
長岡高校 写真部 3年 笹原知優 部長:
この写真部で、この大会が一番思い出深い。絶対心に残ると思う
後輩たちとの撮影はかけがえのない経験となったようだ。
新潟県高校文化連盟 写真専門部 森口昭一 委員長:
自分たちだけじゃない、みんなで日々活動している、同じ目標で活動しているというのを、みんなで共感してもらえたらありがたい
(NST新潟総合テレビ)