新潟県は6月10日、北京オリンピック男子スノーボード・ハーフパイプで日本勢初の金メダルを獲得した、村上市出身の平野歩夢選手に県民栄誉賞特別賞を贈呈した。平野選手は4年後の冬のオリンピックを見据え、新たな技の習得にチャレンジしていることを明かした。
北京五輪で金!平野歩夢選手 初の新潟県民栄誉賞特別賞を受賞
日本中を沸かせた金メダル獲得から4カ月。
新潟県・花角 知事:
この輝かしい活躍は県民の誇りであり、県民に明るい希望と活力を与えてくださいました。よって、ここに新潟県民栄誉賞特別賞を贈り、その功績を称えます

県は2014年のソチ大会で平野選手が銀メダルを獲得した際、県民栄誉賞を贈呈。しかし、今回の北京五輪では、銀メダルを上回る金メダルの獲得だ。

県はこの快挙に対応すべく、『さらに顕著な功績があった人への賞』として、県民栄誉賞特別賞を新たに創設した。初めて贈られる特別賞に、平野選手も笑顔を見せる。

平野歩夢 選手:
新潟県のこういった賞をいただけることは、これからの自分のモチベーションに大きくつながると思うので、すごくありがたい気持ちでいっぱい

「なんだかんだ4年あれば…」 “新たな技”習得へ向けた練習も
花角 知事:
練習や生活の状況は?
平野歩夢 選手:
自分の場合は、終わってからが大事だなというところを考えていて、次の自分のさらなる新しいものに向かい、スノーボードの練習を続けている

北京大会のあとは、弟の海祝(かいしゅう)選手とともに海外で練習をしていた歩夢選手。「どんなものになるかわからないが、色々と練習してある」と話し、新たな技にも挑戦していることを明かした。
平野歩夢 選手:
変わらずスノーボードでは進化を求めている。なんだかんだ4年あれば、新たな技が生まれたり。4年前もこれ以上ないと言われていたけど、今回新しい技が出てきたように、何かその先というのは少なからず生まれてくると思う

北京五輪・パラリンピックで活躍した選手に県スポーツ賞を受賞!
この日は県スポーツ賞の表彰も行われ、北京オリンピックに出場した冨田るき選手(妙高市出身)と平野海祝選手、北京パラリンピックに出場した出来島桃子選手(新発田市役所職員)が受賞。
北京五輪5位入賞 冨田るき選手:
オリンピックで自分がやりたいことをやっての結果を表彰してもらい、とてもうれしく思っている

北京五輪出場/Xゲーム3位 平野海祝 選手:
こういう賞をもらうことによって、またやる気が入ったというか、自分がやってきたことを認識して、もっと頑張ろうという気持ちになった

北京パラ7位入賞 出来島桃子 選手:
新発田市役所にいても、いらっしゃった方に声をかけてもらうことが多い。応援してもらった分、頑張ろうと思う

冬の日本を沸かせた選手たち。

今回の受賞は新潟への思いをより深めることにつながったようだ。
(NST新潟総合テレビ)