シンガポールを訪問中の岸田首相は11日、シンガポールの国花・蘭の新種に名前を付ける「蘭の命名式」に出席した。
命名式では、シンガポール政府から紫色(ベルベット・パープル)の蘭に「デンドロビウム・キシダフミオ(Dendrobium Kishida Fumio)」という名前が付けらた。
「蘭の命名式」は、自国を訪問する外国首脳への歓迎の意を込めて行われるシンガポールの伝統行事で、日本の首相が名付けられるのは初。
外務省によると、過去に行われた命名式では、米国のハリス副大統領や英国のウィリアム王子夫妻などが名を連ね、これまでに約200人の名が新種の蘭に付けられた。岸田氏の名前が入った蘭は、シンガポールの国立植物園で飾られる予定だ。