原油などのエネルギー価格の高騰で、4年連続の黒字幅縮小に。
財務省が発表した2021年度の国際収支によると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す「経常収支」は12兆6442億円で、前年度から22.3%減少した。
4年連続の黒字幅縮小で7年ぶりの低い水準。
ウクライナ情勢による原油などのエネルギー価格の高騰で輸入額が過去最高を更新し、貿易収支の赤字が続いていることが大きな原因。
一方で、輸出額も自動車や半導体製造装置などが円安の影響を受け、過去最高となった。
経常収支は比較可能な1985年度以降、黒字が続いている。