原因不明の子どもの急性肝炎の疑いがある症例が新たに4例確認された。
厚生労働省によると、原因不明の子どもの急性肝炎の疑いがあるとして、新たに報告されたのは16歳以下の子ども4人で、性別や年齢は明らかにされていない。
厚労省が去年10月以降に急性肝炎で入院した子どもについてさかのぼって調査したところわかった。
これで、国内で確認された原因不明の肝炎の可能性がある症例は7例になった。
また、7例のうち1例が新型コロナウイルスの検査で陽性で、1例からアデノウイルスが検出されたという。
子どもの原因不明の肝炎は海外を中心に報告が相次いでいて、WHO=世界保健機関によると、きょうまでに12カ国で少なくとも169例が報告されている。
このうち74例からアデノウイルスが検出されているが、関連はわかっていない。