「肝臓」脂肪が急増…コロナ禍の運動不足も原因?放置すればがんの恐れも 予防法をご紹介【福井発】
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「肝臓」脂肪が急増…コロナ禍の運動不足も原因?放置すればがんの恐れも 予防法をご紹介【福井発】

最近よく聞く病気の1つに「脂肪肝」がある。自覚症状がなく、健康診断で発見される人も多い。
脂肪肝は、昔は病気と定義されていなかったが、アルコールや過食などが要因となり、近年急増している。急増の背景と、対策を専門医に聞いた。

沈黙の臓器 “肝臓”…脂肪肝が進行するとがんの恐れも

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が溜まる病気を指す。血液検査で軽度の肝機能異常が見つかり、その後の画像診断で脂肪肝と判明することが多い。

患者(60代):
症状が全然ない。本当に健康だなと思っても、検査で数字が出てくる。身に危険が迫ってきているのかなと

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福井県済生会病院では、脂肪肝患者の急増を受けて、4月、専門の外来を開設した。肥満、糖尿病、肝機能異常を指摘された人を対象に脂肪肝を早期に発見し、専門的な治療や健康指導につなげている。
福井県済生会病院に勤める肝臓の専門医、野ツ俣和夫医師に聞いた。

県済生会病院 肝疾患センター・野ツ俣和夫センター長:
脂肪肝は症状がない。エコーやCTなどの写真で見ると、肝臓に脂肪がたまっているのが一目瞭然でわかる。脂肪肝の要因はこれまで、その多くがアルコールとされてきた。
ただ近年、肥満、糖尿病、過食などカロリーオーバーが原因の患者が多くなっている。

脂肪肝を放置すると、どうなるのだろうか。

県済生会病院 肝疾患センター・野ツ俣和夫センター長:
脂肪肝だけだと、ほとんど急に悪くなることはないが、その中の一部の人が、そこから炎症を起こすと慢性肝炎になり、さらに進むと肝硬変になり、肝臓がんを合併する場合もある

日頃から適度な○○を!答えは… 効果的な防止法をご紹介

さて、ここでクイズ。脂肪肝の予防に効果的なものは?
①運動する
②睡眠を取る
③頭を使う

正解は、①の運動。

県済生会病院 肝疾患センター・野ツ俣和夫センター長:
コロナの感染症になってから巣ごもり状態になり、どうしても運動不足、過食になる人が多い

そこで、脂肪肝を防止する運動法を教えてもらった。ポイントは、有酸素運動と筋トレだ。

防止運動 ポイント① 有酸素運動

まずは有酸素運動の代表格、ウォーキング。
コツは「腕を大きく振って大股で歩く」こと。脂肪を効率よく減らし、筋肉の質を向上させるのが目的となる。
週3回程度、20分以上が目安。

防止運動 ポイント② スクワット

続いては筋トレ、効果が高いスクワットがおすすめだ。
コツは「前かがみになって椅子に座るような感じ」を意識する。ポイントは、お尻を後ろにしっかり突き出すこと。太ももの裏側がプルプルしてきたら、効いている証拠だ。
3セット10回を毎日続けることが大切となる。

県済生会病院 肝疾患センター・野ツ俣和夫センター長:
脂肪肝は決して侮ってはいけない。重大な病気になることがある

日頃から運動をして、食事にも気を付けることが大切だ。

(福井テレビ)

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