政府は理工系分野の女性研究者や女性技術者、いわゆる「リケジョ」を増やすため、全国の高校生4500人超にアンケート調査を行い、分析を行った。

内閣府男女共同参画局は7日、「女性研究者・技術者の割合は依然として低い水準にあり、社会の課題を解決するためにも、女性研究者の活躍を推進することは急務」として、「リケジョ」を増やすために、全国の高校生4594人(女性2485人・男性2069人)にWebでのアンケート調査を行った。

母親の影響が強い

令和3年度に大学に入学した中で、理工系学部に進学した女性の割合は、「工学」が15・2%、「理学」が30・2%と決して高いとは言えないと結果だった。

これに関連して、政府が高校生へアンケート調査を行った結果、女性の理工系への進学が伸びない理由の一つに「女の子だから文系」「女の子だから英語を勉強すべき」など親の影響があることがわかった。特に、父親より母親の影響が強く出るという。

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一方で、女性の理工学部志望者は、幼い時期に科学館や博物館などで「科学」に触れていることが多いことが分かった。さらに、親が理工系を専攻していた場合、子どもも理工学部を志望する傾向があることも分かった。子どもが進路について悩んでいる時に理工系の進学を勧めやすいことが背景にあるようだ。

リケジョ目指す理由は「安定した将来」

また、女性が理工学部を志望する理由については、「興味・関心があるから」が77%でトップだったが、「将来像が明確」が30・6%、「就職や転職に有利」が29・5%、「将来高い収入が得られるから」が21・9%など、社会人になった時に安定した生活を得られると考えている回答が特徴的だった。

一方で、課題も浮き彫りとなった。人口が5万人未満の地域では、科学館や博物館に連れて行ってもらった人は4割に満たず、科学に興味を持ちづらい環境であることが分かった。対策として、オンラインやスクールバスなどを活用することで、理工系の体験やイベント等を開催し、関心を深める機会を創ることに努めるとしている。

(フジテレビ政治部 長島 理紗)