アメリカのトランプ大統領は1日、関税交渉について「日本は30%~35%の関税を支払うことになる」と税率の引き上げを示唆し、強い不満を示しました。
トランプ大統領のこの発言を受け、石破首相は「日米は真摯な協議をしている」として、合意へ最善の努力を続けると強調しました。
石破首相:
大統領の発言ではあるが、一つ一つについてコメントは致しません。日米は本当に真摯にお互いの国益実現のために協議を重ねてきている。一致点を見いだすべく最善の努力をしてきている。これはこれからも続いていく。
その上で、交渉にあたっている赤沢経済再生担当相については「身を粉にしてきた活動は実に意義深い」と評価しました。
また、赤沢経済再生担当相は2日夜、記者団に「一致点が見つけられてない、そういう分野があり、パッケージとしての合意に至ってない」と述べた上で、「国益をかけた協議であり、一筋縄ではいかない。わが国には守るべき国益があり、その考えは譲れない」などと強調しました。