岸防衛相は25日、北朝鮮が24日に発射した弾道ミサイルについて、弾頭の重さ次第では、「射程が1万5000キロを超え、全米が射程に含まれる」との見方を示した。
北朝鮮は24日、新型のICBM=大陸間弾道ミサイルと見られる弾道ミサイルを発射し、北海道の西、日本の排他的経済水域の内側に落下した。
岸防衛相は25日の会見で、「今回のICBMの最高高度が6000キロで、通常の弾道で計算すると、十分アメリカに届く」と説明した。
さらに、「弾頭の重さによるが、1万5000キロを超える射程となりうる。その場合は、東海岸を含む全米が射程に含まれる」と述べた。
そして、「今回のICBM級弾道ミサイルの発射は、これまでの一連の発射とは次元の異なる、我が国、地域、国際社会の平和と安定に対する深刻な脅威だ」と強い懸念を示した。