宮城県や福島県で震度6強を観測した地震は、深夜に発生した。
深夜の地震から身を守るために必要な備えとは、どのようなものだろうか。
2022年3月16日午後11時36分ごろ発生した地震…
この記事の画像(12枚)避難した人:
片付けが終わって「さあ寝るぞ」と思ったときに地震が来た
避難した人:
(子どもを)守るのに必死、逃げ道の確保に必死だった
深夜の地震…安全に避難するためには"明かり"が必要
松村道子キャスター:
新潟市東区のホームセンター。入り口に入ってすぐの所に、防災グッズのコーナーが地震翌日に設置されました。今回の深夜に起きた地震を受けて、特に提案しているのが「明かりの確保」です
コメリパワー河渡店 渡辺裕介グループリーダー:
16日の深夜の地震を受けて、次の日の午前中にすぐ設置の作業に移った。こちらの“ランタン”はLED。ボタンを押して明かりを調節、非常用の警告機能がある。部屋全体を照らすにあたっては、角度の調整機能もついている
松村道子キャスター:
自立させることで、部屋全体を明るく照らすことができるということですね
パワー河渡店 渡辺裕介グループリーダー:
こちらもLEDのライトになります。フックがついているので、吊るして部屋を明るくして作業もできるし、後ろにマグネットがついているので冷蔵庫にも貼ることができる
松村道子キャスター:
こちらの“ヘッドライト”は、ヘルメットに装着。深夜に小さな子どもを抱えて避難する場合、復旧作業の際にも両手が空くので便利です
こちらの店には、地震直後から防災関連商品を求める客が次々と訪れている。
「明かりの確保」だけでは不十分!? 家具の固定も重要
深夜の地震に備えて明かりの確保が必要な一方で、震度6強を観測した福島・相馬市ではこんな声が聞かれた。
福島・相馬市に住む女性:
常に準備はしていたが、懐中電灯も携帯ラジオも倒れたタンスの下敷きになった。何とか携帯の明かりで懐中電灯を探して…
深夜の地震から身を守るため、専門家が指摘するのは“家具の転倒防止”だ。
新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志 教授:
揺れたときにすぐ身の安全がとれるように、就寝中でも何とかできるように、寝る部屋には大きい家具を置かないとか、家具を止めておくことも必要
日本で地震が頻発するなか、深夜の大地震を想定した対策が求められている。
(NST新潟総合テレビ)