松野官房長官は17日午前2時40分頃から2回目の会見を行い、地震の原発への影響について「特に差し迫った状況にない」との認識を示した。
松野長官は、福島第一原発について、5号機・6号機の使用済み燃料プールの水が一部あふれたものの、「サージタンク」にたまっている状況だと説明した。「サージタンク」は、地震の揺れなどであふれた水を溜めるためにあらかじめ設計されている隙間で、松野長官は「さらに水が増えるような状況にはなっていない」と述べた。
また、松野長官によると、福島第二原発について、3号機の使用済み燃料プールなどの冷却ポンプが一旦、停止したが、まもなく復旧したという。
松野長官は、こうした原発の状況を説明した上で、「特に差し迫った状況にない」との認識を示した。