入学や進学を控えた方々に向けて、進化を続ける文房具の中から「鉛筆削り」をピックアップしてご紹介。
その見た目は、慣れ親しんだ鉛筆削りとはかけ離れたものも多く、子どもよりも大人の方がびっくりするかもしれない。
進化する「鉛筆削り」
伺ったのは、高知市小倉町にある大型文具店「文具生活 高知店」。

店内に入ると、入り口前に小学生向けの新入学コーナーが設置されている。

新生活に向け、商戦真っただ中の文房具業界。
新1年生の必需品がずらりと並び、特に2Bの鉛筆は、カラフルでわくわくするようなデザインのものが所狭しと並んでいる。

しかし、今回の主役は鉛筆ではなく、鉛筆の良き相棒「鉛筆削り」。

今、この鉛筆削りが進化中!
選ぶのに迷ってしまうほどの種類が存在する。
(Q.鉛筆削りの中でも特に人気なものは?)
文具生活 高知店・正岡靖浩さん:
一番人気はこちらの鉛筆削り、「トガリターン」といいます

「トガリターン」は、2017年の日本文具大賞「機能部門」を獲得した手動の鉛筆削り。

実際に使ってみると、スケルトンになっているため、内部の歯車の動きがよく見えて面白い。
しかも、削り終えると鉛筆がひとりでに戻ってくる。だから「トガリターン」。

新1年生への入学祝いに購入される方も多いという。
次は、見た目は木目調の箱で、穴が上にある珍しいタテ型の鉛筆削り。

2021年の秋に入荷したこの「トッピン」は、場所を取らず鉛筆が差し込みやすいと好評で、クリスマスプレゼントとしてよく売れたという。

しかも、軽い力でスイスイ削れて楽ちん。
ただ、同じくタテ型の鉛筆削りで、もっと楽ちんな「充電式えんぴつけずり」も存在する。

充電式で持ち運びができるうえ、底に吸盤がついていて、机にぴったりとくっつくため、揺らしても倒れない安全な削りを実現している。

持ち上げる時はプッシュボタンを押すとすぐに外れる。
4,180円と少々値は張るが、削りやすさはピカいち。
見た目はミニカー…中身は鉛筆削り
最後は、2022年の商戦の注目株。
文具生活 高知店・正岡靖浩さん:
注目はこれです

(Q.これ、ミニカーでは?)
文具生活 高知店・正岡靖浩さん:
ミニカーに見えるんですけど、鉛筆削りなんです。こちら、「ハシレ!エンピツケズリ!」という商品名で、車のように前後に走らせるだけで鉛筆が削れちゃうんです

走らせるだけで削れるとは、一体どういうことだろうか。
まずは車の後方から鉛筆を差し込む。
走らせると、車が前に進む時に鉛筆がグルグルっと削られる感覚が手に伝わってくる。

中の見た目は普通の鉛筆削りと似ており、タイヤの回転とともに鉛筆が回る仕組み。

ただ、「楽しくなって、ついつい削りすぎてしまうのでは」と心配になってしまうが、削り終わりにカチッと音が鳴って知らせてくれるので一安心。

「ハシレ!エンピツケズリ!」は3,300円。
楽しく机に向かう習慣がつくかもしれない。
文具生活 高知店・正岡靖浩さん:
今の鉛筆削りはとても進化していて、今のお子さんたちがうらやましいですね。すごく人気なので、ぜひお早めにお買い求めいただきたいですね

毎日使うからこそ、こだわりたい「鉛筆削り」。
皆さんはどれを選ぶ?
(高知さんさんテレビ)