3月に入り多くの商品が値上げを予定されていたが、ロシアのウクライナ侵攻により物価の高騰はさらに激しくなる見通しだ。家計への負担はどこまで広がるのだろうか。

ホクノースーパー中央店・中川卓哉さん:
3月は特に家庭での使用頻度の高い商品の値上げが多くなっています

最近、毎月のように話題となっているのが"値上げの波"。3月も例外ではない。

ガソリンスタンド経営者:
ロシアの減産分によっては埋めきれない。どこまでガソリン価格が上がるか…

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”食卓の必需品”が値上げの対象に

3月から値上がりが予定されていた商品を札幌市厚別区のスーパーマーケットで聞いた。

ホクノースーパー中央店・中川卓哉さん:
キューピーのマヨネーズ(全16種類、約5~12%)にタルタルソース、ドレッシング(30種類、約4~12%)。こういった商材も値上がりとなります

さらに食卓の必需品も…。

ホクノースーパー中央店・中川卓哉さん:
しょうゆに関しては、約14年ぶりの値上げとなっています(全商品、約4~10%)

買い物客:
しょうゆの値上げはちょっとツラい。料理でもけっこう使うので

そして、コロナ禍で売り上げが伸びていた食品まで。

ホクノースーパー中央店・中川卓哉さん:
冷凍食品も3月から値上げとなっています。コロナ禍で伸張しているカテゴリーなので、お客さまにとってはとても負担になると思います (ニチレイフーズが約8~15%、テーブルマークが約5~10%)

この他にも、ちくわなど魚肉の練り製品が約8%の値上げ、また道内企業「菊水」の生めん類も4%から11%値上げする。

買い物客:
無駄なく、うまくやりくりするしかない

ロシアの軍事侵攻でエネルギー供給にも変化

ここに来てさらに大きな影響を与えそうなのが、ロシア軍によるウクライナ侵攻だ。ウクライナもロシアも、資源や穀物などを輸出している国。世界経済に与える影響は計り知れない。

ニッセイ基礎研究所 上席エコノミスト・上野剛志さん:
ロシアはかなりのエネルギー大国、ロシアからの輸出が滞る恐れが出てくる。そうなるとエネルギーの世界的需要がひっ迫してしまうので、ガソリン代、電気、ガス代が上がる恐れが出てくる

仮に、ロシアからの原油の輸出が半減した場合、ドバイでの原油価格が4割ほど上昇し、日本でレギュラーガソリンの価格は1リットル200円を超える可能性もある。

中和石油・杉沢謙次郎 社長:
OPECや各国が増産に転じても、ロシアの減産分によっては埋めきれない。どこまで価格が上がるか想像がつきづらい

欧米各国や日本から経済制裁を受けたロシアが、原油や天然ガスの輸出停止に踏み切れば、漁船や農業用ハウスの燃料代も上がり、海産物や野菜にも影響する。値上げの波はまだ先行き不透明だ。

(北海道文化放送)