ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、ロシア各地の33の都市で2日反戦デモが行われ、約800人が拘束された。デモを呼びかけたのは、ロシアの反体制派指導者で、現在収監中のナワリヌイ氏のグループだった。

首都モスクワ中心部の「赤の広場」近くでは多くの人が無言で平和的に反戦をアピールしたが、当局はデモ参加者を次々と連行した。人権団体によると約300人が拘束された。市民は、「誰も何も叫んでいないのに拘束されていた。(プーチン大統領は)好き勝手にやっている」「なぜ(拘束されたのか)分からない」などと話した。

デモは、モスクワのほかサンクトペテルブルクなど33都市で行われ、約800人が拘束された。
ロシア国内では、ウクライナへの軍事侵攻について厳しい情報統制がしかれ、プーチン政権は反戦デモの広がりを力で抑え込む姿勢だ。