アメリカのバイデン大統領は25日、連邦最高裁判事に初めて黒人女性を指名しました。
最高裁判事に指名されたのはケタンジ・ジャクソン判事です。バイデン大統領は「素晴らしい資質と深い経験、知識を兼ね備えている」と称賛しました。ジャクソン判事はリベラル派で、今後、上院の承認を得られれば、初の黒人女性判事が誕生することになります。
最高裁判事は終身制で、現在はリベラル派が3人、保守派が6人の構成です。銃規制や人工妊娠中絶など、民主党と共和党で考え方が分かれる問題で判断を下す立場になります。バイデン政権としては11月の中間選挙を前に黒人やリベラル層の支持をさらに取り付けたい考えです。