東京都では2月2日、感染者が過去最多の2万人を超えました。そんな中、オミクロン株に関する新たなシミュレーションが公開されました。

2月2日、理化学研究所がスーパーコンピューター富岳を使った新たなシミュレーション結果を公表。15分間会話している感染者と対面したときの感染リスクについて、不織布マスクをした場合とマスクをしていない場合の比較。さらに、イベント時の感染リスクについても、不織布マスクのありなしで比較しています。

マスク着用で飛沫の飛散は抑えられる

オミクロン株の感染者とマスクを着けずに15分間、対面で会話した場合を検証。感染力はデルタ株の1.5倍と想定しています。マスクなしの場合、勢いよく飛沫が前方に大きく広がっていることがわかります。

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通常の会話でこれだけの量の飛沫が飛んでいることになると、大声を出した場合などはさらに大きく飛沫が飛ぶことが想定されます。

では、マスクをしている場合はどうなるのか。

オミクロン株の感染者とマスクを着けて15分間、対面で会話した場合を検証。感染力はデルタ株の1.5倍と想定しています。飛沫は見られますが、マスクしていないときより圧倒的に飛沫の量が少ないことがわかります。

さらに「マスクのあり・なし」で、シミュレーション画像を比較してみてみると…。

やはり、マスクをしていると飛沫が少ないことがわかります。それぞれの感染リスクについても結果が出ています。

オミクロン感染者との対面会話 マスクなしだと約60%感染

まず、オミクロン株の感染者とマスクを着けずに15分間対面で会話した場合、2メートルの距離をとっていても最大値で約60%の確率で感染することがわかりました。

一方、オミクロン株の感染者とマスクをつけて15分間対面で会話した場合、50センチ以内の会話でリスクが高まることがわかりました。

ただ、ソーシャルディスタンスといわれている2メートルでは、ほとんど感染リスクがないことがわかりました。

今回のシュミレーション結果について、東邦大学 感染制御学教授の小林寅喆さんに聞きました。

東邦大学 感染制御学教授 小林寅喆さん:
オミクロン株は今までも言われてきましたが、いわゆる小さい粒子として飛沫の先にあるエアロゾルというものが、マスクをすり抜けて多少外へ出ていく。近くにいるとその分、吸い込む可能性が高くなって感染が成立すると。ただ、換気がどれだけできているかなどで大きく違いますので、あくまでもこの実験の条件の中で得られた結果と理解していただきたいと思います。

感染力の強いオミクロン株ですが、比較をみると改めてマスクの大切さもわかります。

イベント時の感染リスクは?距離をとることも重要

さらに、イベントを想定したシミュレーションがあります。一番後ろに座る人が感染者だとして、右隣の人と会話をした場合の飛沫の広がりです。

一列前やさらにもう一列前など、マスクしていない場合、多くの人に飛沫が飛んでいることがわかります。

しかし、マスクをしている場合は、飛沫が右隣の人だけに飛んでいることがわかります。

次に、ソーシャルディスタンスをとり、マスクありの場合を見てみると…。

飛沫が直接届くことがなく、感染リスクが大きく下がることがわかります。

マスクなしの状態で会話すると、非常に感染リスクが高いことが改めてわかりました。

(「めざまし8」2月3日放送より)

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