アメリカ最大の批評家協会が選ぶ「全米映画批評家協会賞」が8日に発表され、濱口竜介監督・西島秀俊さん主演の「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門を受賞した。作品賞を日本映画が受賞するのは、1985年の黒澤明監督の「乱」以来で、西島さんの主演男優賞は、アジア人初の快挙。
村上春樹さんの短編小説が原作の「ドライブ・マイ・カー」はこれまでにカンヌ国際映画祭で脚本賞に輝くなど賞レースでの受賞が続いていて現地9日に発表されるゴールデン・グローブ賞で
英語以外の映画の作品賞にノミネートされているほか、アカデミー賞へのノミネートも期待されている。
全米映画批評家協会賞の作品賞は過去2年「ノマドランド」と「パラサイト 半地下の家族」が
受賞していてどちらもその後アカデミー賞の作品賞を受賞している。