ホントに“100円”?…閑散期の工場稼働や大量買い付けで実現

コンビニの「ローソンストア100」は12月25日に、1品100円のおせちを発売する。すべて買っても税抜き4000円で豪華な五重のおせちになる。

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最近では、税抜き200円のウインナー弁当や、ミートボール弁当を手掛けて評判を呼んでいる「ローソンストア100」。
年末年始に仕掛けたのが「おせち」だ。

ローソンストア100の担当者:
100円おせちは、どれでも1パック100円で、お好きな物だけ選んでいただける商品になっております

その名も「100円おせち」。王道の伊達巻や黒豆に、味付け数の子や合鴨。さらには高級食材のフグやノドグロを使ったかまぼこまで。

ローソンストア100の担当者:
今年(2021年)は過去最多の40種類を取り揃えております

トップ画像のおせちは、1つ100円の商品全て40種類を盛り付けたもので、税抜きで4000円。実は10年ほど前から販売を始めていて、2020年は合計230万食売った人気商品だ。

2021年は新たに超高級食材も登場した。

ローソンストア100の担当者:
こちらの味付けアワビでございます

リポート:
とても柔らかくて味も中までしっかりしみていて、とても100円のクオリティとは思えません

おせちを100円で販売できる理由を担当者に聞くと…

ローソンストア100の担当者:
例えばオフシーズンの工場を使うですとか、あとはサイズや形が不揃いの物も全て使うとか、一括大量買い付けすることで100円が実現しています

例えば栗きんとんは、ゼリーや水ようかんを作る工場の閑散期である秋や冬に製造。パックもゼリーに使うものを流用している。

他にも、くるみの甘露煮は粒を揃えずにロスを少なくしたり、ひとつのおせちを1社に大量発注してコストダウンさせたりするなど、細かい努力を重ねて100円おせちを実現させたとのこと。

アワビは、コロナの影響で取引が減った卸業者からお値打ちに買い付けたり、価格が高騰する中国の旧正月が終わり、価格が安くなる春に大量に買い付けたりすることなどで実現した。

この「100円おせち」は12月25日から、全国のローソンストア100で販売される。

(東海テレビ)

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