国中が粉まみれに…インドのホーリー祭

日本は2022年、カレンダー上で3日以上の連休が2021年より大幅に増える。日本にも特有の祝日があるが、海外でも変わった祝日がたくさんある。どんなものがあるのか調べてみた。

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インドには「国中が粉まみれになる祝日」があるらしく、2年前から現地で暮らしている日本人のリュウサイさんに伺った。

リュウサイさん:
街中はもう色粉まみれですね。どこもすごいカラフルになっています

3月の満月の日から2日間は「ホーリー祭」という祝日で、街の中でカラーパウダーや色のついた水を誰彼かまわずかけ合う。

リュウサイさん:
お祭り自体は朝の8時から始まって昼には終わります。2週間くらい色がついたままの人も結構いますね。ハグしたりとか握手したりとか、インドの人とのコミュニケーションがすごく取れる、とても楽しいお祭りです

リュウサイさんによると、元々は豊作などを願うお祭りからはじまり、現在は春を迎える祭りとして、色をつけあい踊りあって、色とりどりに街を染め上げるとのこと。

観光客にも遠慮なしでやってくるので、現地に行くときは知っておいたほうがいい。

外出で逮捕 インドネシア・バリ島“恐怖の祝日”

ナシゴレンなど本格的なインドネシア料理が楽しめる名古屋市中区のレストラン「BULAN BALI」。バリ島出身のスジャナ店長に伺った。

――外に出たら逮捕されるのは本当ですか?

スジャナさん:
これは本当です。どこにも行けない。絶対家にいてください、家族一緒にいてくださいっていう。誰か外に出たら、捕まって罰金がかかります

その祝日というのが「ニュピの日」。

3月にあるバリ島のお正月のような日で、スジャナさんによると、悪霊払いを行ったあと、その悪霊が大地から立ち去るのを静かに待つため、外出が禁止されているのだという。

スジャナさん:
子供の時に一番覚えているのは、夜からお寺にずっといて、お寺の中では一日中お祈り。お腹が空いても喉が乾いても我慢して

外出だけでなく労働や食事、火の使用、さらにスマホも禁止されているとのこと。

日本ではあまり馴染みのない世界の祝日。調べてみると、豊作を願う祭りや悪霊払いと、その国の文化を知ることができる興味深いものだった。

(東海テレビ)

東海テレビ
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