両陛下 ”二十歳”の愛子さまに「感慨深いご様子」
来月1日に二十歳の誕生日を迎えられる天皇皇后両陛下の長女の愛子さま。両陛下は成年皇族としての行事の準備を進めながら、これまでの愛子さまの成長を振り返り、感慨深いご様子だという。
両陛下の側近によると、両陛下は、愛子さまがつつがなく二十歳の誕生日を迎えられるよう心を配り、公務の合間に行事の打ち合わせや準備を進めていて、愛子さまの20年の成長を振り返り、思い出を懐かしまれるなど、感慨深いご様子だという。

また、成年皇族として行事で着用するドレスの仮縫い作業などで、大人の仲間入りをされる愛子さまの心身の成長を実感されているという。誕生日当日の12月1日は平日で、大学の授業があることから、成年皇族としての主な行事は5日の日曜日に行われる。

愛子さま オンライン授業の合間に 成年行事の準備
側近が御所で見かける愛子さまは、にこやかな様子で、毎日大学のオンライン授業を受け、レポート提出に追われる傍ら、授業の合間に身近な職員とバドミントンやバレーボールをするなどして、行事に向けて体調を整える努力をされているという。

宮内庁の西村泰彦長官は、25日の定例会見で、愛子さまの成年について「おめでたいこと。成年としての皇室のご活動も始められると思うが、学業優先であるということにお変わりは無い」
と述べた。
眞子さん・佳子さまの”ティアラ報道”に宮内庁長官が苦言
女性皇族は慣例で成年となる際に、国費でティアラを新調してきたが、愛子さまはコロナ禍であることを考慮し、両陛下と相談の上、今回は新調せず、陛下の妹の黒田清子さんから借りて5日の行事に臨まれることになっている。

このことをめぐり、秋篠宮家の眞子さんや佳子さまが、成年にあたりティアラを国費で作られたことを批判する一部の週刊誌報道やインターネットの記事があることについて質問が及ぶと、西村長官は「ティアラは儀式の際に女性皇族が身につけるために必要なもので、まったく無駄遣いには当たらない」と強調した。


さらに、「今回、愛子さまはコロナの感染状況を踏まえ両陛下と相談され、宮内庁としても国費での製作は見合わせた」と説明し、今後、国費での製作を含め、愛子さまのティアラの新調を検討する見通しを示した。

新年祝賀の儀や宮中晩餐会などの行事の際にドレスコードで着用が指定されるティアラ。華美な装飾品ではなく、女性皇族として最も格式の高い正装に必要なアイテムであり、愛子さまは12月5日の行事で初めて着用し、成年皇族としての歩みを始められることになる。
