長いトンネルは「タイムラプス」で投稿も簡単

全国各地で開催されているイルミネーション。
そんな冬のイルミネーションをスマホできれいに撮影する方法を、“スマホ動画の達人”に教えてもらった。

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まずは、お菓子がテーマとなっている「東京ドイツ村」のイルミネーション。
東京ドーム約20個分の広大な敷地には、約300万球の電球が輝いている。

なかでも人気なのが、虹色に輝く長いトンネル。
全長約70m、3本のトンネルが組み合わさった「虹のトンネル」は撮影にぴったりのスポットだが…

男性:
長さですね、撮れないですね。カメラに収めちゃうとしょぼくなっちゃうじゃないですけど…

女性:
引きで撮るのをどうやって撮ったらいいのかな?とか。全体を撮りたいんですけど…

来園者が苦戦しているのが、トンネルの長さ。歩きながら撮っても一部分しか撮れていないことも…

そこで、SNSで再生回数3000万回を超えるバズ動画を手掛ける“スマホ動画の達人”「ぞのさんっ」に撮影のコツを聞いた。

ぞのさんっ:
タイムラプスで解決できると思います。


長時間撮影した動画を短くして早送りのような撮影ができる「タイムラプス」
多くのスマホについているこの機能を使ってこの長いトンネルを撮影してみると…

スマホを両手でしっかりとホールド。そのままゆっくりと歩き、約1分半かけて撮影した動画はわずか7秒に。入り口から出口まで綺麗に動画に収めることができた。また、動画が短くなることでSNSにも投稿しやすくなるというメリットがある。

スマホを地面につけて奥行きのある映像に

続いては「あしかがフラワーパーク」の人気スポットである、藤のイルミネーション「奇蹟の大藤」。来園者も夢中でスマホで撮影しているが…

女性:
携帯自体はきれいなんですけど、肉眼で見られるような奥行きのきれいさとか(が難しい)。

男性:
素人って近いところしか撮れてないので、全体を壮大な感じで撮れたらいいなと思いますけど。


そこで、ぞのさんっが使うテクニックが、スマホを地面につけて起こす撮影方法。

たったこれだけの動作で、地面からだんだんイルミネーションが見え、光が奥から広がってくる様子がしっかりと分かる、奥行きのある映像が簡単に撮影できるのだ。

「画面タップ」で映像にアクセント

続いては「よみうりランド」のイルミネーション。
世界的な照明デザイナーが手がけたイルミネーションは、約650万球の明かりが園内を鮮やかに彩っている。

そんな園内で最も“映える”スポットが、15分おきに行われる、イルミネーションと水、レーザーが組み合わさった噴水ショー。

来園者の撮った動画を見てみると…

女性:
全体的撮るしかないなって思っちゃって…似通っちゃうなと思います。

女性:
(誰が撮っても)同じだなと思いますよね。

色々な人が撮影した動画を並べてみると、確かにどれも同じような動画に。
似た動画にならないためにはどうすればいいのか聞いてみると…


ぞのさんっ:
“霧払い”っていう技があるので、それを伝授していきたいなと思います。
ちょっと画面を暗くしてもらって録画する。いいタイミングでタップすると(明るさが)戻ってくるので…

“霧払い”とは、画面の明るさを調整して暗くし、イルミネーションの部分をタップすると画面が明るくなる効果を利用した技。こうして撮ると映像にアクセントがつくという。

タップして画面を明るくするタイミングと、“指ぱっちん”などの人の動きを合わせると、独自の動画が完成!

応用編「瞬間移動」

さらに変化をつけたければ、こんな特殊な撮り方もあるという。


ぞのさんっ:
室内で撮影して、外の噴水に瞬間移動するやつを撮りたいなと思っているので。


まず、別の場所で人が倒れ込むような動きを撮影。
倒れ込む動き動きに合わせてスマホを動かし、途中からはスマホを壁で隠すのがポイントだ。

そして噴水の前でも同じ動きで撮影。この時は腕でスマホを隠してから、動きに合わせてスマホをスライドさせて撮影するのだという。

この映像をスマホアプリで繋げると、室内からイルミネーションの世界に瞬間移動するような、独自の動画が完成!

ぞのさんっ:
けっこう簡単に撮れるので、気軽に皆さんもできると思うので、ぜひやってみていただければって感じですね。

(「めざましテレビ」11月9日放送分より)