めざまし8の人気コーナー『和田明日香のだれでもおいしいだいたいクッキング』
誰が作っても大体おいしくなるレシピを和田明日香さんが紹介します。今回は、秋にぴったりの
食材を使った、栄養たっぷりな料理を伝授。

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今回料理を教わりにやってきたのは、「百獣の王」を目指す武井壮さん。

武井さんの普段の食生活は、「肉!肉!!肉!!!」
そんな“肉食”な48歳独身、武井さんの依頼は・・・

武井壮さん:
1人で簡単にできてしっかりと栄養素の取れるご飯。これを教えて欲しいんですよ。

和田明日香さん:
大事ですね。今回はバッチリだと思います。もう5大栄養素、全部入れます。
5大栄養素とは糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルじゃないですか。6個目、食物繊維も入るんじゃないかっていう説があるので、食物繊維もしっかり入れて、5+1の6大栄養素が採れるレシピを紹介します。

まず一品目はこちら!

ビタミン&ミネラルたっぷり『のりッコリー』

武井壮さん:
のりッコリーって何だ?

和田明日香さん:
のりとブロッコリーなので「のりッコリー」。

「のりッコリー」の材料は、のり・ブロッコリー・水・しょうゆ・みりんです。
実は、ブロッコリーの切り方に、和田明日香さん流のテクニックがあります。

和田明日香さん:
(ブロッコリーの芯の真ん中を)切って手で割くんですよ、そうすると・・・。

ブロッコリーをきれいに割ることができます!

武井壮さん:
うわぁ本当だ!え、すごっ!!

和田さんからのアドバイスを受け、武井さんも挑戦してみます。順調にブロッコリーを分けていきますが、途中から包丁を使わず素手で・・・

武井壮さん:
最後の方はこのまま手で割けちゃうんだ!!

和田明日香さん:
すごい・・・握力があるから手で割れちゃうんだ。
(普通の人は)包丁を入れてガイドを作らないと割れないんですけどね・・・。

握力が80キロ近くあるという武井さんは、芯が硬いブロッコリーをも素手で丁寧に割っていきます。さすが百獣の王です!

「のりッコリー」に使う材料と作り方はこちら。

<材料> 4人前
のり・・・全形2枚(初摘のものがおすすめ)
ブロッコリー・・・1株
(A)水・・・100ml
(A)しょうゆ・・・大さじ1.5
(A)みりん・・・大さじ1.5

<つくりかた>
1.ブロッコリーは小さめの小房に切り分ける。
2.フライパンに(A)と、ちぎったのり、1を順に加え、蓋をして火にかける。
3.2分30秒たったら蓋をあけ、混ぜながらブロッコリーにのりを絡める。

蒸し上がったブロッコリーとのりを絡めたら、ビタミンとミネラルたっぷりの「のりッコリー」の完成です。

和田明日香さん:
ゆでるより、蒸しゆでしているので、栄養を流れ出たものも凝縮できる!

武井壮さん:
凝縮できる、ゆで汁に逃げちゃうんじゃなくてそれごと食べちゃえばいいってことね。
これ簡単すぎて今日にでもすぐできますね。

そして2品目はこちら!

旬の食材を取り入れた『秋の香ばし混ぜごはん』

この季節にぴったりのサバキノコを使います。

和田明日香さん:
武井さんはお米を研ぐ時は片足で・・・とかスクワットしながら・・・とかはないんですか?

武井壮さん:
できるだけ広く足を開いて耐えたりしながらやっています。(笑)
部屋では。結構大事。

お米を研いだら、水を入れ、ムラなくふっくら炊き上がるよう30分浸たしておきます。

和田明日香さん:
かつお節は、具と混ぜた時にお米にもほんのり香りと味がついている方が調和しやすいので、袋ごとですね、かつお節をモミモミしてもらって。

武井壮さん:
かつお節を袋ごとモミモミする。

和田明日香さん:
普通だったら別でだしを取ってそれを冷まして入れるっていうことをするんですけど、
面倒くさいのでそのまま入れちゃって鰹節ごと食べる!

かつお節が大好きだという武井さん。
細かくしたかつお節と塩を入れて、ご飯を炊きます。

「秋の香ばし混ぜごはん」使う材料と作り方はこちら。

<材料> 4人前
米・・・2合
(A)かつお節(袋ごともんで細かくする)・・・5g
(A)塩・・・ひとつまみ
塩さばの切り身・・・1枚
米油・・・大さじ1
お好みのキノコ(しいたけ、しめじ、まいたけ)・・・300〜350g 
(B)しょうゆ・・・大さじ1
(B)みりん・・・大さじ1
ショウガ(細切り)・・・1片
小ネギ(小口切り)・・・2本
(お好みで)大根おろし・・・1パック
(お好みで)カボス・・・1個

<つくりかた>
1. 米は洗って炊飯ジャーに入れ、2合の目盛りまで水を入れる。できればそのまま30分浸水させる。(A)を加えて炊飯する。
2. フライパンにフライパン用ホイルをしき、サバを焼く。しっかりと焼き色がつくまでじっくりと。
3. サバを皿にあげて、身を大きくほぐしながら骨をとる。
4. フライパン用ホイルを捨てて、同じフライパンに米油を熱し、食べやすく切ったキノコを炒める。しっかりと焼き色がついたら(B)を加え、汁気がなくなるまで炒める。
5. 炊き上がったご飯にサバ、キノコ、ショウガ、小ネギを加えて混ぜる。お好みで大根おろしやカボスをトッピング。

炊き上がったご飯に、サバ、キノコ、ショウガ、ねぎを加えて混ぜれば「秋の香ばし混ぜごはん」のできあがり。

武井壮さん:
最高。栄養素豊富ですね。

和田明日香さん:
そうなんですよ。魚の脂はもう脂質最高ですし、タンパク質でもあるし。キノコはビタミンたっぷり。で、これに食物繊維たっぷりだし。

こちらが和田明日香直伝「秋の香ばし混ぜごはん」と「のりッコリー」。

まずは、のりッコリーをいただきます。

武井壮さん:
いい香り。なんかブロッコリーのジューシーさがそのまま残ってて、のりのミネラルの豊富な感じが口の中でぶわーっと広がって、これはいいな。

和田明日香さん:
のりは偉大ですよ。

続いて、「秋の香ばし混ぜごはん」のお味は?

武井壮さん:
炊き込んでないから、キノコがまずシャッキシャキなんですよ。もう、『シャキシャキ』って噛むごとに音がなるぐらいシャキシャキ。

武井壮さん:
鯖の身も本当に焼き魚感満載の香ばしさが皮面から出ててシナシナになってないから、これぐらいの手間で、こんな感じに栄養とれるんだったら、結構週2~3ぐらいでいけるかも。

和田明日香さん:
本当ですか?季節のお魚に変えてもらえば、バリエーションも違うと思います。

さらに、和田明日香流の味変!
かぼすをしぼった大根おろしをのせると、まったく違う味わいになるんです。

武井壮さん:
うわ!まじか。なにこれ。そんな変わる?ってぐらい変わるねえ?こんな、さっぱりする?
この状態が武井壮だとしたら、これを乗せたらもう向井理ですよ。

手間がかかってしまう料理でも、キーワードの“だいたい”により、おいしく簡単に作ることができる和田さんのレシピ。
旬の素材をたっぷり取り入れながら、5大栄養素も逃さない!いまのシーズンにピッタリの献立でしたね。みなさんも是非試してみてください。

(「めざまし8」11月2日放送)