DIYや生活雑貨のイメージが強いホームセンター。しかし、カインズはこだわりの詰まったオリジナル商品を数多く展開していて、グルメやドリンクも驚きの価格だ。カインズの意外な大人気アイテムを探る。

今期、過去最高の売り上げを記録中のカインズ。案内してくれるのは入社1年目、DIY女子の近藤奈緒さん。学生時代からよくカインズを利用していて、入社を決めたという。

激安ドリンクの秘密は“ラベルレス”
まず近藤さんが案内してくれたのは、飲料売り場。実は激安商品が目白押しのスポットだ。果汁100%ジュースが1缶38円という衝撃価格。

安さのヒミツは自社で開発から製造まで行っているからで、ラベルがない“ラベルレス”のペットボトルのお茶もある。
1本なんと約58円で、600mlの大容量サイズだ。ラベルがない分シンプルだが、重要なのはその味。

北村花絵アナウンサー:
おいしい。お茶の渋みも感じますが、すっきりした味わいでとても飲みやすいです
カインズ・近藤奈緒さん:
国産茶葉を100%使用した商品です
国内に15人しかいない「茶師十段」というお茶のプロが監修し、100種類以上の茶葉を試して本格的な味になった。

入浴剤もオリジナル商品だから激安
さらなる衝撃価格の商品は、入浴剤売り場にあった。これからの季節に使いたくなる様々な入浴剤が並んでいるが、中でも注目は乾燥が気になる季節にうれしい入浴剤。
カインズ・近藤奈緒さん:
こちらもカインズのオリジナルで、炭酸ガスの薬用入浴剤です。4種類の香りからその日の気分で選べます。肌の保湿にいいアロエエキスが入っています

北村花絵アナウンサー:
値段はだいたい40~50円ぐらいでは?
カインズ・近藤奈緒さん:
実はこちら、箱で買うと1錠が約19円なんです

バラ売りでは1錠28円なので、まとめ買いが断然お得。柔軟剤は2リットルの大容量で1袋198円、泡立ちがいいと評判のキッチン用スポンジは1個約15円だ。
しかし、これは“氷山の一角”だという。
アウトドア用品であったか省エネ生活
カインズはオリジナルのアウトドア用品も作っている。チェアから調理グッズまで品数も豊富。そしてもちろん安い。例えばシュラフは1280円、アルミマットはMサイズで698円だ。

カインズ・近藤奈緒さん:
アルミマットはアウトドアでも使用できますが、家のカーペットの下に敷いてもらうと断熱効果があり、省エネにつながります
カーペットやこたつの下に敷けば、アルミの断熱性のおかげで省エネ効果が期待できる。冬は電気代がかさむのでありがたい。

さらに水道代の節約になるのが「まな板シート(3m 498円)」。洗い物をしなくていいので片付けも楽だ。
ホームセンターで味わう焼きたてマフィン
ショッピングでおなかがすいたら、カインズの中に併設された「カフェ・ブリッコ」へ。

カインズ・近藤奈緒さん:
店内で焼き上げているマフィンが人気の、カインズ直営のカフェです。
看板メニューは店内で焼き上げる絶品マフィン。華やかなものから糖質を抑えたものまで、常時10種類以上そろえている。

期間限定の「抹茶ミルクわらび餅」(180円)を試食してみることに。
北村花絵アナウンサー:
なんでこんなにフワフワ!? 甘さ控えめですが、きなこ・抹茶・黒蜜の甘さがしっかり伝わってきます

カフェ・ブリッコ 山中優輝店長:
当社のマフィンはタマゴをたっぷり使用することで、なめらかさとコクを出しています
他にも、国際的なコンテストで優勝したソーセージを使ったホットドッグや、お茶を点てていれる本格抹茶ラテもおいしい。
本領発揮「DIYコーナー」 ドライバーだけで組み立て
DIYコーナーでは今、あるものを求め立ち寄る人が急増中。
それは、おうち時間に手軽に始められるキット商品だ。木材はカット済みで、ボンドや釘など必要な道具はそろっているため、用意するのはドライバーだけでいい。

カインズ・近藤奈緒さん:
Kumimoku(くみもく)という商品です。キットになっていて、イスなどを手作りできます
おうち時間に手軽に始められるキット商品が大人気。イスのキットは1980円で購入できる。
5種の野菜&秋の味覚を自宅で
続いてやってきたのは、園芸コーナー。ここにも人気のキット商品があるという。
北村花絵アナウンサー:
葉ネギやパクチー、ベビーリーフもあるんですね
カインズ・近藤奈緒さん:
私もラディッシュを栽培中です

他にガーデンレタスの全5種類の野菜が簡単に作れる「家庭菜園セット」。
こちらも必要なものは全て入っているので、植えてからは水をあげるだけで1カ月から最大3カ月で収穫できる。値段はなんとワンコイン以内の498円。

1週間で“秋の味覚”が育つキットもある。
家で簡単にとれたて新鮮なシイタケが楽しめる「しいたけ栽培キット」(980円)は、部屋でも育てやすい菌を厳選して商品化したもので、毎日水をあげれば1週間~10日ほどで収穫できる。
うまくいけば最大3回も栽培可能で、100個程のシイタケがとれる。

焼きたてマフィンに採れたてキノコまで。ホームセンターはDIY好きお父さんだけの場ではなく、女性や若い人たちの心をつかみそうな商品でいっぱいだった。
(テレビ静岡)