本物の“蛇口”にしか見えないリアルな絵がTwitterに投稿され、話題となっている。

「鉛筆で蛇口を描きました!やっぱり金属光沢が好き」とのコメントと共にTwitterに投稿されたのは、鉛筆で描かれた蛇口の絵なのだ。蛇口の光沢ある質感は、まるで撮影した写真のように見えるほどだ。

金属の光沢感はもちろんだが、色合いや蛇口の曲線など、鉛筆だけで描いたとは信じられないほどの完成度となっている。

鉛筆画ではなく写真に見えるほどの完成度
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この作品をTwitterに投稿したのは“写実家”の大森浩平(@kohei6620)さんで、この他にも自身のTwitterに鉛筆で描いた写実的な作品を投稿している。

Twitterでは「凄すぎる。うちのくすんだ蛇口と交換して下さい」「上手いとかそーゆーLvじゃないわー」などの声があり、約3万1000件のリツイート約24万件のいいねがつくなど、話題となっている。(10月25日現在)

鉛筆で描いたとは思えないほどの光沢などが隅々までリアルに表現されているが、鉛筆で色の濃淡を描き分けているのもすごい。

写真のようにみせるために意識していることや制作の苦労などについて、投稿者の大森浩平さんにお話を伺った。

制作期間は1カ月60時間程度

ーーなぜ蛇口を鉛筆で描こうと思った?

鉛筆画に向いていて、自分の好きな金属光沢かつ身近な物ということで誰にでも伝わるモチーフだと思ったからです。


ーー手順を教えて

描くためにホームセンターで蛇口を買いました。反射や光にこだわり写真に撮り、写真を見ながら描きました。制作期間は1カ月、60時間ほどです。


ーー写真のようにみせるために意識していることはある?

鉛筆の線が見えないよう丁寧に滑らかにムラなく描いていくことをこだわっています。

 

周囲の映り込みを再現するのに苦労

ーーとてもリアルな光沢感だが、どうやって表現した?

光沢を描くなどと思わずに極一部分ずつを細かく、ありのままに描くことで表現できるという感覚です。


ーー苦労した部分を教えて

自分やその周囲の映り込みが細かく、そこを忠実に表現することです。金属に見せるというのが難しかったです。


ーー鉛筆の芯をかなり細く削っているのは、なぜ?

鉛筆はH〜3Bを描写箇所の濃さに合わせて使用しています。細さ鋭さの持続と芯に刃を当てるだけで削り直しができるためです。

 

幼いころは兄と競うように絵を描いていた

ーーこうした絵はいつから描いている?

幼い頃、兄と競うように絵を描く環境で幼稚園の頃には周りよりも得意なことに気づき、その頃には好きでした。大学受験に向けてデッサンを習い、その後 徐々に今の作風になったのでSNSが履歴になります。


ーーお気に入りの作品は?

特別お気に入りはないですが、常に最新の作品を見てもらいたい気持ちがあります。

 

ーー反響についてどう思う?

社会で生きるのが上手くないので、唯一自分にできる鉛筆画でこのように多くのリアクションをいただけるのはとても嬉しく励みになります。


ーー今後はどんなものを描いていきたい?

探してる最中で具体的にはまだないですが、人々の生活に近い物、光沢や水滴など一つ上の質感表現を意識したモチーフを選びたいです。

 

なお大森さんは、自身のYouTubeチャンネルで「鉛筆画 蛇口を描いてみた」というタイトルで、下書きから色塗り、作品が完成するまでの制作過程を撮影した動画を公開している。

対象物の形だけなく、光の反射や映り込みまで忠実に再現しているからこそ、これほどまでのクオリティになるのだろう。