高齢者の運転免許証の返納を促進している宮崎交通は、安全運転の相談ダイヤルや高齢者向けのお得な定期券などの情報をバス停のデジタル掲示板で発信する取り組みを始めた。

県警と連携し免許返納の案内を表示

この取り組みは、宮崎交通と県警本部が連携して始めたもので、9月16日にセレモニーが行われた。

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県警本部によると、2020年に交通事故で亡くなった36人のうち、高齢者は30人と高い割合を占めている。宮崎交通では9月16日から県内33カ所のバス停のデジタル掲示板を利用し、運転免許証返納後の支援制度などの案内を始めた。

宮崎の2020年の免許返納者は4505人

永井友梨リポーター:
対象となるバス停では、バスを待っている間、安全運転に関する相談ダイヤルや免許を返納した高齢者などに向けたお得な定期券の情報が表示されます

宮崎交通 バス事業戦略部・尾上勝政部長:
全国的に高齢者の皆さまの交通事故というのが課題になっています。我々、バス事業者として少しでも事故を減らしていく、そして最終的にはバスをご利用いただきたいという思いで今回、告知を強化することになりました

宮崎県内で2020年に免許証を返納した人の数は4505人。新型コロナウイルスの影響もあり、2019年をピークに減少傾向にある。

宮崎交通では、今後も免許証返納後の移動を支える取り組みを進めたいとしている。

(テレビ宮崎)

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