注射の直後に起きることがある「迷走神経反射」…反応は一時的

新型コロナワクチン接種の「副反応疑い」に含まれる、「血管迷走神経反射」。若い世代への接種が進み、報告数が増えている。

この記事の画像(4枚)

「血管迷走神経反射」の予防について、専門家に対策を伺った。

体調を整える

睡眠不足や空腹の状態だと起きやすい。ワクチン接種は日時も事前に決まっているので、十分な睡眠や食事に心がけること。

注射針を見ない

針が刺さるところを見ると「痛い」という気持ちになりがち。過度な不安もストレスになるので、リラックスして接種に臨むこと。

横たわって接種

これまでに注射で気分が悪くなったり失神を起こしたことなどがある人は、コロナワクチンの接種でも同じことが起きる場合がある。予診の時に相談することも大切。

また、「迷走神経反射」は注射の直後に起きるが、一時的なもので長時間続くものではない。しばらく横になっていれば改善するとのこと。

無理に立ち上がろうとすると、立ちくらみがして転び、ケガをすることもあるので、異変を感じたら安静にすることが大切。逆に、長時間続くようであれば、別の原因を疑ってみる必要がある。

愛知県内の大規模接種会場では、10月中に全ての会場で1回目の実施が終わる。伊東医師は接種の機会を失う可能性があるため、今のうちに検討してほしいとしている。

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。