参議院選挙での敗北を受け自民党は「両院議員総会」を開き、石破首相はあらためて続投への理解を求めました。
自民党本部からフジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。
総会は開始からまもなく2時間がたちますが、先ほどからちらほらと退席する議員が出てきています。
石破首相:
引き続き日本国に責任を持っていくため、いろんなご意見をたまわりたいと、このように考えておる次第でございます。
総会の冒頭、石破首相は、「アメリカとの関税交渉は合意に達したが、実行するにあたり様々な問題を抱えている」と述べ、あらためて続投への理解を求めました。
「両院議員総会」は、党の重要な意思決定機関という位置づけで議論が行われています。
総会の開催を求めてきた旧安倍派や旧茂木派の議員らは、続投は認められないとして退陣に向けて圧力を強める方針ですが、現在、総会は報道陣に非公開で行われています。
--今後、石破おろしの動きはどうなっていくんでしょうか。
石破首相の退陣論を訴える議員は、「お盆開けからが本当の勝負だ」と話しているほか、別の議員も「総会での総理の発言に納得できなければ、総裁選の前倒しを求める新たな署名活動を進める」と話しています。
また、石破首相が今週、自民党内の議論を経ないまま企業・団体献金の規制強化に向け立憲民主党と協議を進める方針を示したことに、党内から「許せない」「辞めてもらうしかない」と猛反発する声が出ています。
一方、こうした動きが逆に石破首相の続投を後押しするとの見方もあります。
中堅議員から「献金の規制強化に反対するのは世論に逆行している」「企業団体献金の見直しを打ち出したのは、石破首相の作戦勝ちだ」との指摘が出ている他、ベテラン議員も「退陣を言えば言うほど、石破首相の支持率は上がる」と話しています。