自民党新総裁として動き出した岸田文雄氏。「めざまし8」では長年、交友を深めてきた親しい友人を取材。その人物像に迫りました。

猫背でよく勉強 休み時間も穏やか

切れ長の瞳が印象的な青年。東京の名門、開成高校時代の岸田氏です。

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三ヶ田均さん:
僕からいつも見るのは彼、猫背なんですけど。その猫背でよく勉強してる。休み時間含めて非常におとなしい、よく勉強できそうな雰囲気をもった生徒でした。

そう語るのは、岸田氏の47年来の友人・三ヶ田均さん 。開成高校で2年間、同じクラスだったといいます。

当時の岸田青年の写真には「ボクらのパパ」と書かれています。高校生にして、あだ名が「パパ」だったというのです。その由来は?

三ヶ田均さん:
どっしりしていて、まず相手の話をよく聞くでしょ。同じクラスで他にも高校から入った連中はいましたけど、その連中に比べたらどっしりしてる。印象、細身ではあるんですけど。
ずーっと話を聞いて、それに対して何か言う。そういう雰囲気は昔から持ってたんですね。多分、陳情の時もそうですけど人の話をよく聞く。話させ上手というか。

当時から人の話をよく聞き、話させ上手な一面があったと友人の三ヶ田さんは語ります。さらに、今の岸田氏の姿にも学生時代から変わらない点があるというのです。

“岸田メモ”に見る変わらぬ姿勢

8月26日の総裁選出馬表明会見を振り返ると…。

岸田文雄新総裁:
コロナ禍で生活が本当に苦しい、またバイトのシフトが減って大変なことになっている、家族に会えなくて寂しい、事業継続も限界だとの様々な声を聞いてきた。そうした声、一つ一つを個々にあります小さなノートに書き続けてきました。大切な国民の皆さんの声を一つ一つ書き留め読み返す。

三ヶ田均さん:
8月26日の出馬会見の時に「岸田メモ」っていうのを見せたでしょ、ちっちゃいノート。あれを見た時、らしいなと思いました。勉強熱心。人の話を聞いて彼は書きためたって言ってたけど、それは高校時代と一緒ですよ。彼は勉強して一生懸命ノートをとって、それがそのまま。

「話をよく聞き、話させ上手」な一面を持つという岸田新総裁。コロナ禍の難しい局面で、どう道を切り開いていくのか注目されます。

(「めざまし8」 10月1日放送)