日本語にはクレイジーな表現がいっぱい!?
日本語には外国人が驚くような表現がたくさんあります。その不可解な面白さを外国の方にも伝えてみたい!
そんなあなたにお届けする「驚きながら学ぶ!クレイジー日本語講座」
"Mind blowing tips! CRAZY JAPANESE LESSONS."
日本語独特の表現を、楽しみながら覚えていきましょう。
「眉に唾を塗る」を英語で言うにはコレ!

土屋: 誰かに騙されないように用心することを日本語では、「眉に○○を塗る」と言います。
When we are wary of trickery, we say "put 〇〇 on our eyebrows." in Japanese.
さあ、騙されないように用心するときに、眉に「何」を塗る?
What do you put on your eyebrows to keep your wits about you?
ぺるり: う〜ん、かゆみ止めの薬!
Umm, anti-itch cream!
土屋: 騙され防止にも効くの? かゆみ止め。
Does that reduce frauds too?
そんなかゆみ止めないですから。
That doesn’t exist.
「騙されないように用心する」ことを表す日本語表現はこちらです!
"To be wary of trickery" in Japanese is...!

「眉に唾を塗る」
Put spit on one’s eyebrows
ぺるり: 唾? 塗るの?! 汚い! 塗りたくない!!
Spit? On your eyebrows?! Filthy! I would never!!
土屋: ぺるりちゃん見た感じ眉毛ないですけどね。
I don’t think you have eyebrows.
ぺるり: あっ本当だ!
Oh, you’re right!
説得力を高めるにはこの一言!
昔の日本では、狐や狸は化けて人々を騙す生き物だと考えられていました。
In ancient Japan, foxes and racoon dogs were believed to trick people.
そんな中、眉に唾を塗れば狐や狸に騙されない、という俗信が生まれ、現代まで残ったとされています。
Due to this belief, a superstition that people wouldn’t be duped if they put spit on their eyebrows became popular, and has lived on till today.
それでは、次回もお楽しみに!
See you at the next Lesson!
(連載「クレイジー日本語講座」第31回 / 毎週土曜更新)