皆さんは毎日、おみそ汁を食べているだろうか?免疫力を高める発酵食品が注目されている中、「みそ玉」で簡単にみそ汁を作る人が増えてきている。

コロナ禍で発酵食品の注目度が上昇中

お椀に入れて、お湯を注ぐだけ。

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忙しい朝でも簡単にできる「みそ玉」のみそ汁だ。

商品化されたみそ玉は、日本各地のみそを使ったものやカラフルでかわいいものまで様々。

みそ玉を商品化した「ドットミソ」 安岡歩 代表:
コロナ禍で自分たちの健康管理を考える機会が多くなったので、簡単においしいみそ汁が作れると広がれば、みそ玉の需要は伸びると思います

免疫力を高める味噌や納豆などの発酵食品は、コロナ禍でますます注目されるようになっている。

――発酵食品は食べますか?

女性:
納豆、ヨーグルト、塩こうじを食べています。体に良いと言うし。発酵については自分で調べて、かつお節(枯節)もそうだと見たので、納豆にかつお節を入れてしょうゆをかけると、3つの発酵食品を取ることができます

コロナ禍で食べるようになった食品を尋ねたアンケート結果がこちら。

左から20代、30代と世代別に聞いたもので、納豆やヨーグルト、みそなどの発酵食品が大きく伸びていた。コロナの影響で発酵食品が注目されているのが分かる。

一方で、次のような声も聞かれた。

女性:
(みそ汁は)作らないです。食べたとしてもインスタント。作るのが面倒で…

レストラン考案 イタリアン風「みそ玉」も

みそ汁を作るのが面倒だという人も少なくないようだ。そこで、昔からある「みそ玉」を商品化するアイデアが生まれた。

みそ玉を商品化した「ドットミソ」 安岡歩 代表:
(みそ汁が)廃れていくのを止めて、みその魅力を再発見していきたい。もっと広げたいと、みそ玉を作りました

みそ玉を使う動きは飲食店でも。

このイタリアンレストランでは、8月からおまかせ弁当やサバずしをテイクアウトすると、みそ玉をサービスしている。

こちらは切り干し大根の「みそ玉」と、ドライトマトとチーズの「みそ玉」。

イタリア料理 イルピーノ 川端美枝 オーナー:
1人でお弁当を食べる人が多く、みそ汁が欲しいという声が多かったんです。インスタントみそ汁など、手軽なみそ汁はいっぱいありますが、せっかく手作りでお弁当を作っているので、手作り感のあるみそ汁があったらいいなと。生のみそを使って(みそ玉を)作ろうと思いました

冷蔵庫で1週間は日持ちする 簡単みそ玉づくり

みそ玉は、家でも簡単に作ることができる。札幌の料理研究家・坂下美樹さんは、料理教室などでみそ玉を紹介してきた。

「なごみの食卓」料理研究家 坂下美樹さん:
(みそ玉は)冷蔵庫で1週間くらい、冷凍ならもう少し長くもつので、時間のあるときにたくさん作っておくと、忙しい時でも簡単におみそ汁を召し上がれます

みそに煮干し粉やかつお節など、だしになるものを混ぜ、具材として乾燥野菜やゴマ、サクラエビなどを使う。

「なごみの食卓」料理研究家 坂下美樹さん:
みそが70gで5~6杯分。ここに煮干しの粉を入れていきます。かつお節の粉や、かつお節をからいりして細かくして使っても大丈夫。全体を均一に混ぜたら、等分していきます

1つずつラップで軽く形を整え、表面に好みの具材をつけていく。最後にもう一度、ラップでしっかりと丸めて完成だ。

具材を選ぶのは自由自在。自分好みの「みそ玉」を楽しんでみてほしい。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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