想定を超える大雨で甚大な被害をもたらす台風や豪雨。安全に避難するためには、身の回りの危険や避難ルートを知っておくことが大切だ。

いざという時のため、知っておくべきハザードマップや避難経路について、街の人に尋ねてみた。

浸水の恐れがある区域や避難所の場所 今一度確認を

――ハザードマップを知っていますか?

街の人:
詳しくは知りません。

――避難所までのルートを把握していますか?

街の人:
確かではないです。大雨が降ったり洪水になった時は、ちょっと慌てるかもしれません

2005年の台風14号により各地で河川が氾濫した宮崎県
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私たちの暮らしを襲う台風や大雨。2005年の台風14号では宮崎県内各地で河川が氾濫し、甚大な被害をもたらした。

浸水や土砂災害が発生する恐れの高い区域を着色した地図が、ハザードマップだ。ハザードマップの重要性について、気象予報士で防災士の資格も持つ酒井晋一郎さんに聞いた。

気象予報士・防災士 酒井晋一郎さん:
西日本豪雨の際に、岡山県倉敷市ではハザードマップの範囲とほぼ同じところで浸水しました。大雨による被害を避けるためにも、事前にハザードマップで浸水範囲を確認しておくことが大切です。

岡山県倉敷市の西日本豪雨での浸水域

ハザードマップは各世帯に配布されているほか、市町村の窓口やホームページで手に入れることができる。

市町村の名前とハザードマップというワードを入れて検索。ウェブサイトを開くと、一覧が出てきた。

宮崎市の洪水ハザードマップを見ると、宮崎市の中心市街地では想定される浸水が1メートル以上になる場所も多く見られ、この深さになると移動は困難。

ハザードマップを見る際は、浸水リスクだけではなく避難所の場所の確認も必要。避難所には、避難所マークが描かれている。

地図上ではわからない危険も…

そして、もう一つ大切な備えが「防災散歩」。防災散歩とは、避難ルートを実際に歩いてみることをいう。

避難中の事故を防ぐためにも、浸水想定区域や土砂災害警戒区域をできるだけ避けながら、自宅から避難所までのルートをチェックしておくことが大切。

気象予報士・防災士 酒井晋一郎さん:
こちらのように、周りより低くなっている道路がアンダーパスです。周囲が浸水していなくても、アンダーパスの内部では水が溜まっている可能性があります。大雨の際には通行できなくなることもありますので、普段から避難ルートを自分の目で確認しておいた方がよさそうです。

また、移動にかかる時間や側溝、段差などの危険を把握しておくことも安全な避難につながる。

気象予報士・防災士 酒井晋一郎さん:
日ごろからハザードマップを確認して備えを行っておけば、いざという時でも冷静に行動できると思います。普段からの備えをしっかりと行っておきましょう。

身の回りに潜む災害の危険を教えてくれるハザードマップ。家族や大切な人とハザードマップを確認し、災害に備えてほしい。

(テレビ宮崎)