吸い込まれてしまいそうな美しい写真がTwitterに投稿され、話題となっている。
雨上がりに見た反転世界 pic.twitter.com/ETrWy9yQNb
— Shota (@shnimohus) September 3, 2021
雨上がりに見た反転世界
コメントと共にTwitterに投稿されたのは、抜けるような青空に夕暮れの光で雲が照らされ、田舎の瓦屋根や電柱をとらえた写真。また手前には水たまりがあり、これらの景色が綺麗に反転して映っている。
水たまりの反転した風景の先に、どこか別の世界につながっていると思ってしまいそうな、幻想的で美しい写真だ。

この写真をTwitterに投稿したのは、“大学生Photographer”のShota(@shnimohus)さん。
Twitterでは「"反転世界"覗き込んでみたくなりますね」「まるでアニメのような素敵な風景ですね!」などの声があり、約6万件のいいねがつくなど話題となっている。(9月14日現在)
まるで鏡のように水たまりに風景が映っているが、このように撮影するのは難しいことだろう。またスマホで撮影したとのことだが、工夫した点についてShotaさんにお話を伺った。
偶然の雨によって撮影された1枚
ーー撮影時の状況を教えて
もともと夕焼けの写真を撮りたいと思っていたのですが、当日は朝から夕方まで雨が降っていました。撮るのは難しいと諦めかけた時に奇跡的に雨が止んで晴れてきたので、水溜りの反射を狙った写真を撮影しました。

ーー上手く撮るコツは?
まず第一に意識していることは水平を保つことです。また、今回の写真のようなリフレクションを使った写真であれば、水面の境目を画面の真ん中に合わせて上と下の比率を揃えると綺麗に撮れます。綺麗に水鏡になるようにiPhone11Proを水面に付けるくらいの勢いで近づけて撮影した点です。今回は空も綺麗だったため、少し多めに空を写した点を工夫しました。
ーー撮影場所を選ぶ基準を教えて。
観光地や有名スポットであれば、自然が感じられる場所を選ぶことが多いです。昼間は人が多いため、人の少ない早朝などに撮影が可能な場所を選ぶこともあります。
特に今のご時世、他府県の観光地などに行くということが難しいため、何気ない日常の中に溢れた「あ、なんか良い」と思った瞬間を撮るようにしています。

撮影時間は5~10分
ーー撮影した写真を見てどう思った?
良い写真が撮れたなと素直に思い、今後も雨上がりの時は水溜りを探してみようと思いました。
ーーかかった時間はどれくらい?
今回の撮影は5〜10分ほどでした。
ーースマホで撮るのは難しい?
難しくはないと思います。Twitterや Instagramに投稿している写真はiPhoneで撮影したものも多いです。

反転した写真を撮り始めたのは高校生の頃
ーー他の作品でお気に入りはある?
琵琶湖の写真や兵庫県のアジュール舞子で撮影した波の写真がお気に入りです。

ーー写真に興味を持ったきっかけは?
もともと空を見るのが好きで、中学生の頃に親に買ってもらったiPod touchで空の写真を撮り始めたのがきっかけです。反転した写真を撮り始めたのは高校生の頃だったと思います。
ーー反響についてどう思う?
まさかこんなにも広まるとは思ってもいなかったので、凄く嬉しいです。

shotaさんはTwitterに美しい写真をたくさん投稿しており、見る人たちを楽しませている。なお今回の「反転世界」の写真以外も全て特別な機材などは使わず、スマホで撮影したという。興味を持った人は、この機会に気軽に挑戦してみてはどうだろうか。
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