息を呑むような美しい風景の写真がTwitterに投稿され、話題となっている。
それがこちら。
雲の上から街を見守る富士山🗻 pic.twitter.com/UzsG1uuRGO
— bee (@bee_tk_) July 24, 2021
「雲の上から街を見守る富士山」とのコメントと共にTwitterに投稿されたのは、地上に広がる夜景と雲海、そして奥にそびえる雄大な富士山のシルエットが美しい写真。
この神秘的な写真を投稿したのは、趣味で富士山を撮影している「bee」(@bee_tk_)さん。
写真は2019年10月に、長野県にある標高1665メートルの高ボッチ山に広がる高ボッチ高原で午前4時頃に撮影されたもので、夜景の光で雲が美しく照らされ、奥の富士山とのバランスも完璧と思えるほど素晴らしい光景だ。
この美しくも神々しい写真にTwitterでは「雲が街の明かりで光ってるの人工的だけど神秘的で素敵」「雲の上からの富士山や星空の描写が幻想的です」などの声があり、約1万3000件のいいねがつくなど、話題となっている。(7月30日現在)
富士山と夜景、雲のバランスが素晴らしい写真を撮影するのは難しいことだろう。写真を撮影した時の状況や工夫した点について投稿者のbeeさんにお話を伺った。
午前0時過ぎから午前7時頃まで撮影
ーー写真を撮影するために高ボッチ高原に行ったの?
写真を撮るために高ボッチ高原に行って、狙い通りの写真が撮れました。
ーー狙い通りとは?
富士山が上にあり、雲海が出て、下の街が見えるという写真の狙いです。 他にも条件はありますが、湿度が高く、夜と朝の気温差が高いと雲海が出る可能性があるので、 この日はもしやと思い撮りに行きました。 雲海が出過ぎると街が隠れてしまうので、 後は運ですね笑
ーー実際の景色をみてどう思った?
自然と人工物がつくり出す絶景に圧倒されました。
ーー撮影で工夫した部分は?
雲の上と下で明るさが違う為、富士山が見えるように普通に撮ると街の部分が明るくなって白く飛んでしまうので、フィルターなどを使って撮影しました。
ーー撮影にかかった時間は?
午前0時過ぎから現地に入り、午前7時頃まで撮影していたと思います。
風が強くとても寒かったです
ーーどんな機材を使った?
ソニーのミラーレス一眼レフカメラ「a7RⅣ」と望遠レンズ「70-200m f2.8」で撮影しました。
ーー普通のスマホで撮るのは難しい?
三脚などで固定して夜景撮影用のアプリなどを使用すると、撮れるかもしれません。
ーー撮影で大変だったことは?
山の上からの撮影になるためとても寒く、風も強くより寒さが増していました。
ーー他にお気に入りの作品はある?
富士山の上に雲が2枚重なり、光の入り方が綺麗で神秘的な写真や雲が左から流れて富士山に巻きついたような形になっている写真、工場に挟まれた富士山の写真など、沢山お気に入りの富士山写真があります。
ーー反響についてどう思う?
感動した絶景を共感して頂き嬉しいです。これからは富士山を中心に人の心に残るような絶景を撮っていきたいです。
狙い通りの富士山の写真を撮るために、風が強く寒い中、深夜から朝にかけて撮影する熱意があったからこそ素晴らしい写真が撮れたのだろう。
beeさんは年間で数万枚もの写真を撮影し、定期的にTwitterに投稿している。他にも神秘的な富士山の写真が掲載されているので、気になる人はチェックしてほしい。
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