宮城県のひんやりおいしい一品、喜久福。コンセプトは“食べるお茶”だ。幅広い層に愛される人気の秘密を伊藤瞳アナウンサーがリポートする。

お茶の老舗が手がける「新感覚の和菓子」

伊藤瞳アナウンサー:
こちらの商品をご存知ですか?

街の人:
分かります!喜久福。全種類食べたことある。何個も食べちゃいますね

街の人:
口触りも、柔らかさもちょうどいい。甘さもあまり甘過ぎなくて、お茶が好きなので食べている

“食べるお茶”をコンセプトに、抹茶の生クリームをもちで包んだ和のスイーツ「喜久福」。

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その食感と絶妙な甘さから「新感覚の和菓子」と人気を集め、1998年の販売開始以来、累計2億個を売り上げる、今や宮城を代表する銘菓のひとつになった。

喜久福の製造・販売を手がけるのは、創業100年の歴史をもつ「お茶の井ヶ田」。仙台初売りの豪華景品でも有名なお茶の老舗。

お茶の井ヶ田店舗開発部 佐藤菜津美さん:
喜久福は抹茶の生クリームやほうじ茶の生クリームを、あんことお餅に包んだひんやりおいしいスイーツでございます。若い世代にもお茶を楽しんでもらいたいという思いがあって開発されました

喜久福は1個123円から。一番人気の抹茶生クリーム味のほか、宮城のソウルフード、ずんだ味など、様々な組み合わせが楽しめる。

客:
喜久福がすごい人気なので、送ってあげたいなって

宮城産もち米を職人が手でこね、なめらかに

男女を問わず、幅広い世代から愛される喜久福。おいしさの秘密を探るべく、今回、特別に工場の中を取材させてもらった。

伊藤瞳アナウンサー:
炊き立てのお米の良い香りがしてきますね。こちらの部屋では何を作られているんですか?

お茶の井ヶ田大町菓子工場責任者 佐久間忍さん:
こちらでは普通のコメの状態から、餅にする工程を全部やっています

宮城県産のもち米「みやこがね」を使用し、機械だけでなく職人が手を加えることで、喜久福独特のなめらかさが生まれるそう。

お茶の井ヶ田大町菓子工場責任者 佐久間忍さん:
この伸び方を見ると分かるんですけど、こういう感じの伸びから…調整をかけると

伊藤瞳 アナウンサー:
わあ~すごい!

お茶の井ヶ田大町菓子工場責任者 佐久間忍さん:
こういうなめらかさになるんですよ

暑い夏は「半解凍」がおすすめ そのお味は?

とろけるような食感とやさしい甘さが後を引く喜久福。実は、この時期ぴったりのおすすめの食べ方がある。

伊藤瞳 アナウンサー:
佐久間さんおすすめの食べ方は?

お茶の井ヶ田大町菓子工場責任者 佐久間忍さん:
一度冷凍した商品ですが、半解凍で食べてもらうのが一番おいしい食べ方なんじゃないかなと

喜久福はおいしさを保つため、店頭でも冷凍でのみの販売が基本。

通常は1時間ほどかけて解凍してからいただくが、それをあえて「半解凍」で食べるのが夏のおすすめ。伊藤アナウンサーも試してみた。

伊藤瞳 アナウンサー:
うーん!冷たい。たまらないですね。もちだったりクリームだったり、溶けていく感覚がアイスみたいに感じられます。暑い夏は「半解凍」いいですね

ひんやりモチモチの喜久福。この夏、宮城イチオシのお取り寄せできる和のスイーツ、ぜひ試してみてほしい。

(仙台放送)

仙台放送
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