8月7日、宮城県七ヶ浜町の沖合でジンベエザメが撮影された。ジンベエザメは本来、熱帯や温帯域に生息していて、仙台湾で目撃されるのは非常に珍しいという。

竿を引いたのは約8mのジンベエザメ「なかなか離れずびっくり」

宮城県七ヶ浜町の沖合、約8kmの場所で船の下に現れたのは、なんとジンベエザメ!

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ジンベエザメに遭遇した 佐藤忠さん:
いやもう、仙台湾にジンベエザメがいるのかと目を疑いました

動画を撮影した佐藤さんは、8月7日午前5時ごろ、タイを釣りに仙台湾に出航。午前10時半ごろに竿が引っ張られ、海面を見ると8mほどのジンベエザメが姿を現したという。

ジンベエザメに遭遇した 佐藤忠さん:
なかなか離れなくて、私もびっくりした。これはまずいなということで、釣り上げることはできない状況だったので、糸を切って撮影した。何かあったら助けを呼ぼうと思って、電話片手にいろいろやっていたもんですから、大変でした

北上する生態と、東北に来た暖かい海流が要因か

今回、撮影された動画を「うみの杜水族館」の飼育員に見てもらうと…。

仙台うみ杜水族館魚類チーム 大谷明範さん:
ジンベエザメは基本的に熱帯温帯域、日本だと南日本や沖縄あたりに生息しているサメ。東北沖ではなかなかジンベエザメは見られないので非常に驚いている

おとなしい性格で基本的に人を襲うことはないというが、なぜ七ヶ浜沖合で目撃されたのか?

仙台うみ杜水族館魚類チーム 大谷明範さん:
ジンベエザメは従来、春から夏にかけて北上するような生態は持っているが、2021年は暖かい地域の海流の黒潮の影響が強く、宮城県沖や沿岸に近いところまで暖かい海流が来ている。北上する生態と、暖かい海流が東北まで来ているというのが要因なのでは

仙台湾で見られた貴重なジンベエザメ。次はいつ、お目にかかれるのだろうか。

(仙台放送)