札幌市の大通公園を発着点に陸上男子20キロ競歩が行われ、池田向希(23)が1時間21分14秒で銀メダル、山西利和(25)が1時間21分28秒で銅メダルを獲得した。
五輪の競歩で日本勢2人が同時に表彰台に立つ初の快挙となった。

レース序盤から山西と池田が先頭集団でレースを引っ張ったが、中盤にペースが落ち第2集団に。12キロ過ぎに先頭集団を捉えると、17キロ過ぎに山西が勝負を仕掛け、山西、池田、イタリアのマッシモ・スタノ(29)の3人で争うデッドヒートとなる。

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しかし、山西は徐々に失速する。

午後4時半の号砲から1時間17分18秒、ラスト1周を告げる鐘が鳴り響く。池田とスタノとの激しい一騎打ち。池田は険しい表情で歯を食いしばり、最後まで追いすがった。

最後に抜け出しゴールテープを切ったのはスタノ。9秒及ばなかったもの池田が2着、山西は3着でフィニッシュした。競歩では日本勢がメダルを同時に獲得する初の快挙となった。

「率直にうれしい気持ちが一番。ずっとこのメダルを目標にやってきたので一つ形に残すことができてよかった」。レースを終えた池田は笑顔でこう振り返った。

一方、2019年の世界選手権王者で金メダルが期待されていた山西は「今回は目標としていた金メダルを取ることができなかったので、もう一度心・技・体すべてを見直してまたこの舞台につぎは金メダルを取りに帰ってきたい」と唇をかんだ。